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自治体の皆さまへ

行方市のSDGsを毎月紹介!持続可能な市を目指し、できることから始めよう

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茨城県行方市

14.海の豊かさを守ろう
17.パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsには、持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用することおよび持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化することが目標の一つとして掲げられています。
市では、水産業が持続可能な産業であり続けるために、令和3年度から「霞ヶ浦シラウオ×AI」プロジェクトを始動しています。主な取り組みは株式会社imaの支援のもと実施している、AIを活用したシラウオの高付加価値化です。
従来のシラウオ漁は、安い魚価に対して漁獲量を増やすことで、漁師は収入を上げてきましたが、近年は漁獲量の減少や、価格低迷の常態化等により、大変厳しい状況に置かれていました。限りある水産資源を持続可能とし、価値ある魚が適正な価格で取り引きされるよう、シラウオの画像データと漁師の目利きに基づいて等級をAIが学習し、鮮度評価を行うことで、これまでは明確な基準がなかった価格設定において、適切な値付けが等級に応じてできるようになりました。AI判定されたシラウオは、ミシュラン店など高級飲食店にも採用され、販売単価はこれまでの5倍以上になっています。市では、この「AI」技術を活用した事業モデルを確立し、将来的には農産物のブランディングにも活用できるのではないかと、今後の展開にも期待しています。

SDGs…「持続可能な開発目標」と訳され、2015年の国連総会で採択された。17項目の目標を掲げ、目標の下には、具体策や数値目標などを示した計169のターゲットがある。

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