■第3回SDGsの原則(1)「普遍性」、(2)「包摂性」
SDGsには、主要原則が5つあります。今回は2つ紹介します。原則の1つ目は「普遍性」です。『持続可能な開発のための2030アジェンダ』には「このアジェンダは、(略)、全ての国に受け入れられ、全ての国に適用されるものである。これらは、先進国、開発途上国も同様に含む世界全体の普遍的な目標とターゲットである。」と記載されています。全ての国で適用されると掲げています。
2つ目は「包摂性」です。これは、本コラムの第1回でお伝えした「誰一人取り残さない」キーワードのことです。2030アジェンダには「(略)我々は誰も取り残さないことを誓う。人々の尊厳は基本的なものであるとの認識の下に、目標とターゲットが全ての国、全ての人々および社会の全ての部分で満たされることを望む。」と記載されています。国連憲章や日本国憲法に定められている「基本的人権の尊重」が読み取れ、こども、高齢者、障がい者や難民など、脆弱(ぜいじゃく)な立場に置かれている人も含めて全ての人々に適用されると掲げています。(参照:国際連合広報センターHP「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」、農林水産省HP「SDGsとは」)
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