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行方歴史探検2024 5

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茨城県行方市

◆茨城県指定有形文化財(彫刻)
観音寺(かんのんじ)金銅如意輪観音坐像(こんどうにょいりんかんのんざぞう)
~華やかな小幡観音~
所在地:行方市小幡1041

如意輪山普門院観音寺(にょいりんさんふもんいんかんのんじ)(天台宗)は、満海上人(まんかいしょうにん)により大同3(808)年に創建されました。如意輪観音座像(像高36.3cm、総高63.9cm)は、鎌倉時代の作と推定されます。本体は銅造りで表面に鍍金(ときん)を施し、頭髪は群青(ぐんじょう)、眉(まゆ)・上下瞼(まぶた)・黒目・髭(ひげ)に墨が入り、唇には朱が塗られています。左右あわせて6本の腕を持ち、右第一手を頬に当てて、右膝を立てた姿で蓮華座(れんげざ)に坐しており、造立時の華やかな姿が想像されます。頭髪の高く大きい髻(もとどり)や、宝冠(ほうかん)状につくられた天冠台(てんかんだい)と衣紋(えもん)の形式などに宋風彫刻の影響がみられるところに大きな特徴があります。案内板のQRコードから説明動画を視聴できますので、ぜひご利用ください。
※「郷土北浦3号(1970)6号(1983)11号(1988)」(北浦村郷土文化研究会)、「北浦町史」(2004北浦町史編さん委員会)を参考にしております。

※「髭(ひげ)」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

問合せ:生涯学習課文化・社会教育グループ
【電話】0291-35-2111

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