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自治体の皆さまへ

帆引き船 特集

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茨城県行方市

◆伝統を味わう
◇通常操業
期間:9月28日(土)~12月1日(日)
※土曜日…団体予約のみ 日曜日…個人
受付場所:
麻生地区…天王崎観光交流センターコテラス内
(乗船場所:古宿船溜)
玉造地区…行方市観光物産館「こいこい」裏仮設受付所
(乗船場所:霞ケ浦ふれあいランド地先玉造桟橋)
運行時間:15:30~(受付は13:00~)
料金:大人2,000円 小人1,000円(未就学児無料)
※乗船は、帆引き船ではなく、随伴船になります。

◇特別操業(3市合同操業)
行方市、土浦市、かすみがうら市の3市の帆引き船、合計6艘が一堂に会し、一斉に帆を上げます。
操業日:9月22日(日)
受付場所:通常操業と同じ
運行時間:13:30頃(受付は12:00~)
料金:大人2,000円 小人1,000円(未就学児無料)

お問い合わせ:(一社)行方市まちづくり推進機構
【電話】0299-57-3431(平日のみ)

◆湖上で特別な時を
霞ケ浦の秋の風物詩といえる帆引き船。優雅に霞ケ浦に浮かぶその姿は、毎年多くの方々を魅了しています。この美しい姿を一目見ようと、県内はもとより県外からも多くの方が訪れます。
帆引き船の帆は、風が強すぎず、弱すぎず、適度な風があるときに一番きれいにあがります。たとえ天気が良く晴れていても、風がなければ美しい帆引き船を見ることはできません。
また、季節によってもさまざまな表情を見せます。秋には、爽やかな青空に映える雄大な白い帆を、冬には、夕日で染められた幻想的な帆を見ることができます。特に、写真を撮る方にとっては、筑波山をバックに帆引き船を撮ることができる本市の帆引き船は、とても魅力的です。
随伴船に乗って、さまざまな角度から風を受けてふくらんだ帆を間近で見ると、その大きさに圧倒され、きっとあなたの心に残る特別な時間になることでしょう。たくさんの方のお越しをお待ちしています。

◆伝統をつなぐ
◇国選択無形民俗文化財
2018(平成30)年に「霞ケ浦の帆引網漁の技術」が国選択無形民俗文化財に選定されました。帆引網漁は、帆に受ける風を読みながら、船を横方向に流して漁獲することが特徴で、帆と網のバランスを瞬時に察知し、複数の縄を巧みに操る技術の組み合わせにより成り立つ、全国的にも特殊な漁法です。
文化庁は、選択した民俗文化財を対象に、特に変容・衰退の恐れが高いものについて、計画的に映像・報告書による記録化を進めています。帆引網漁は「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択され、確実な記録保存が図られています。

◇後継者(操船者・操船補助者)大募集!
毎年、漁師の方々にご協力をいただき、観光帆引き船を運航しています。ぜひ、この機会にあなたも操船者(操船補助者)になって、伝統漁法(技術)の後継者になりませんか。まずは体験からでも可能です。ご応募お待ちしています。
※研修期間あり(研修期間中も、交通費を含む日当あり)

お問い合わせ:商工観光課(北浦庁舎)
【電話】0291-35-2111

興味のある方、やる気のある方、大歓迎です。船の経験や資格は問いません。運行日には、普段は会社員として仕事をしている若い方も来てくれています。伝統のある観光帆引き船を未来につないでいくためにも、力をお貸しください。ぜひ一度体験に来てください。お待ちしています。
霞ヶ浦漁業協同組合 玉造支部長 伊藤一郎さん

◆未来につなげていく
国選択無形民俗文化財にも選定されているとおり、全国的にも貴重な財産です。明治13(1880)年にシラウオ漁を目的にかすみがうら市(旧出島村)の折本良平氏によって考案され、ワカサギ漁の主役として活躍しました。昭和42(1967)年までの87年間、霞ケ浦の漁業の花形として一世を風靡(ふうび)しました。その後、主流がトロール漁に変わったことで姿を消しましたが、昭和46(1971)年に観光帆引き船として復活しました。漁の主流が帆引き船だった当時、真っ白な帆を張った何百隻もの船が湖上に浮かぶその光景は、圧巻だったことでしょう。
しかし、帆引き船も今重大な問題に直面しています。後継者不足です。現在は、漁師の方が中心となり、普段は漁をするかたわらで、操業日には、運行にご協力いただいています。漁師の方々も年々減っており、それに伴い、伝統の技術や経験を伝える方も少なくなっています。
現在、市では操船者と操船補助者を募集しています。経験豊かな方々の技術を間近で見ることができ、直接学ぶことができます。
この機会に伝統の技術を学び、多くの方々に感動を与える側になってみませんか?たくさんの方のご応募をお待ちしています。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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