What are the SDGs?

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■第7回　達成度
日本のSDGsの達成度は、どの程度でしょうか。「Sustainable Development Report 2024」(Sustainable Development Solutions Network)によると、達成している目標は「目標9　インフラ、産業化、イノベーション」でした。インターネットへのアクセスや研究者数など、複数の指標で達成しています。最低ランクの「深刻な課題が残る」とされている目標は「目標5　平等」、「目標12　消費と生産」、「目標13　気候変動」、「目標14　海洋資源」、「目標15　陸上資源」の5つでした。一例を挙げると、衆議院議員の女性比率、プラスチック廃棄物の輸出量について課題を指摘されています。
このリポートでは、国別のランキングも作成されており、日本は18位(スコア79.87)でアジア最上位でした。1位は4年連続となるフィンランド(86.35)で、上位には北欧や西欧諸国がランクインしています。下位には、南スーダン(40.14)や中央アフリカ共和国(44.21)などアフリカ中部の国が多く、いずれも貧困率の高い国が下位となっています。また「平均すると、SDGsの目標のうち、2030年までに世界的に達成できる軌道に乗っているものは16%のみで、残りの84%は、限定的な進捗(しんちょく)または後退している。」とも報告されています。