■行方市のさらなる発展に向けて
行方市長 鈴木周也
明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
私が3期目の市政を担わせていただいてから、早や3年が経過しました。この間、市政に対して賜りました、皆さまからの温かいご理解とご協力に、心から厚くお礼申し上げます。
昨年は、元日の能登半島地震の発生をはじめ、全国的に大規模な自然災害が頻発し、予測困難な自然災害への備えと共に、平常時から市全体の防災・減災対応力の強化を図ることの重要性を改めて強く感じました。また、依然として続く物価高騰により、私たちの日常生活は、家計の負担増などの大きな影響と閉塞感がもたらされていることから、市として皆さまの声をしっかりお聞きし、生活実感の改善と地域経済の活性化につながる施策を、適時適切に実行していかなければならないと思いを致しています。
令和7年は、行方市制施行20周年という特別な年を迎えます。この20年間、市民の一体感を醸成するため、私たちは多くの変化と数々の困難を乗り越えながら、新しいまちづくりに取り組んでまいりました。皆さまと共に歩んできた道のりを振り返りますと、全国的な経済の変動や人口減少の影響を受けながらも、地域の特性を生かした活性化策を模索し続け、地域の発展に向け重ねてきた努力が、実を結ぼうとしていることを実感します。
この節目の年は、これまでの成果をしっかり受け止めつつ、まちの未来を見据えながら、新たな一歩を踏み出すことが求められています。特に、本市の地域医療の現状を顧みますと、医療機関との連携を強化し、地域住民の誰もが安心して医療を受けられる環境づくりを、推進していかなければなりません。加えて、若い世代が安心して暮らせるまちに向け、子育て世代への支援策を充実させることも必至であります。社会や市民ニーズが大きく変貌する中にあっても、引き続き、包摂的で持続可能な施策に取り組み、多くの世代に選ばれるまちを目指してまいります。また、20周年を盛り上げるべく、地域資源を活用したイベントや交流活動を通じ、市民同士のつながりを深化させることにも力を入れてまいります。
本年の干支は「巳」です。この年には、新たな知識や経験を積み重ねることが良しとされており、市政運営においても、柔軟かつ創造的な発想が必要であります。巳年のいわれにちなみ、「知恵」と「成長」をテーマに掲げ、より良い市政の実現に向けてまい進する所存です。本市がさらなる発展を遂げるために、皆さまと共に知恵を出し合い、力を合わせ、真摯に市政に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとりまして、健康で希望に満ちた1年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
■豊かな市民生活の実現のため市議会が一体となって取り組んでまいります
行方市議会議長 宮内守
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、健やかに新年を迎えられましたこととお喜び申し上げます。
また、旧年中は市議会活動に対し、ご理解、ご協力を賜り、市議会を代表しまして心から感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、オリンピック・パラリンピックがパリで開催され、日本代表選手の活躍に多くの希望と感動をいただきました。大谷翔平選手がアメリカのメジャーリーグで活躍されたことと併せ、スポーツの素晴らしさを再認識したところであります。
一方、元日の夕刻に能登地域で発生した大地震により、多くの尊い生命や家屋をはじめとした、かけがえのない財産が失われました。改めてお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を願うものであります。
さらには、大地震後の能登地域を襲った記録的な豪雨をはじめ、全国的に大雨による被害も発生するなど、異常気象による影響が国内にとどまらず、全世界的に深刻な問題となっております。
このような中で、私ども市議会の委員会におきましては、防災対策の先進的な取り組みを行っている自治体に出向き、勉強してまいりました。災害は、人の命だけではなく、本市の基幹産業である農業にも甚大な影響を及ぼすことから、今後とも執行部とは真剣な議論を重ねるとともに、綿密な連携を図り、市民の皆さまが安心して暮らせるまちづくりを積極的に推進してまいります。
人口減少や物価高騰、エネルギーの変動など、市民に直結した課題が山積しておりますことから、豊かな市民生活の実現のため市議会が一体となって取り組んでまいりますことを、改めてお誓い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとりまして、幸多き年になりますように心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
■行方市議会
議長:宮内守
副議長:栗原繁
議員:髙栁孫市郎、岡田晴雄、鈴木義浩、大原功坪、髙木正、小林久、髙橋正信、鈴木裕、貝塚俊幸、土子浩正、小野瀬忠利、阿部孝太郎、髙野市郎、伊勢山仙寿、山口律理、宮嵜和洋
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