上手にお医者さんにかかり、上手に薬を服用することで、自分の健康はもちろん国保財政の健全化につながります。
適正受診・適正服薬を心掛けて、医療費適正化にご協力ください。
最近、多剤服薬とか重複服薬という言葉を聞きますが、どんなことに気を付けたらいいですか?
薬の効能の重複や飲み合わせによる副作用によって、体の不調を引き起こすことがあります。
また、自分が支払う医療費の負担、さらには国保財政への負担も大きくなってしまいます。
■多剤・重複服薬とは
複数の病気にかかれば、病気の数だけお医者さんにかかり、処方される薬も多くなるため、たくさんの薬を服用することになります。また、一つの病気でも、複数のお医者さんにかかれば、同じ効果の薬を処方され、重複して処方されることになります。
◇体と医療費の負担になることも
薬の重複や飲み合わせが悪いと、体の不調を招いたり、副作用のリスクが高まります。
また、同じ効能の薬を複数処方されれば、その分医療費を無駄にすることになります。さらに、医療費が多くなると、みなさんの保険料で支えている国保の財政を圧迫することにもつながります。
■お医者さんと薬との上手な付き合い方
◇「かかりつけ医」や「かかりつけ薬局(薬剤師)」を持ちましょう
病気になったときや健康状態に不安があるときに相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。また、薬について相談できる「かかりつけ薬局(薬剤師)」も持って、病気についても薬についても、それぞれ把握・管理してもらえるようにしましょう。
病気も薬も一本化すれば、薬の重複処方や飲み合わせによる副作用のリスクを避けられたり、余計な医療費も減らすことができます。
◇「お薬手帳」でしっかり服薬管理しましょう
「お薬手帳」は1冊にまとめて、お医者さんや薬局へ持って行って確認してもらいましょう。
薬の重複や、飲み合わせが悪いものがあれば、お薬手帳の記録でお医者さんや薬剤師が気付いてくれます。
◇処方された薬はきちんと飲みましょう
処方されたお薬を急にやめるのは体に負担をかけることにもなりかねません。
自己判断での中断はしないで、かかりつけ医やかかりつけ薬局・薬剤師に相談しましょう。
記事提供:茨城県国民健康保険団体連合会 (編集:(株)社会保険出版社)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>