認知症は、脳への様々な要因により、脳の機能が低下することで「記憶障害」や「判断力低下」など日常生活に支障を来す、誰にでも起こり得る「脳の病気」です。認知症は、早めに気づいて適切な治療・対応をすれば、その人らしい暮らしを続けることができます。
■ひょっとして認知症?気づきのポイント
◇記憶
同じことを何度も話したり、同じものを何度も買ってくるようになった
◇意欲
何となく元気がなかったり興味や関心を示さなくなった
◇実行
今までできていたことができなくなったり、慣れた道具の使い方が分からなくなった
◇不安
ささいなことで怒ったり、不安を抱くようになった
■‘もの忘れ’と‘認知症’は違います
◇もの忘れ
・体験したことの一部を忘れる
・もの忘れを自覚できる
・ヒントを出すと思い出せる
・日付、曜日を間違えることがある
・日常生活に大きな支障はない
◇認知症
・体験したこと自体を忘れる
・もの忘れを自覚できていない
・ヒントを出しても思い出せない
・日付、季節がわからなくなる
・日常生活に支障がでる
■一人で抱え込まず、相談しましょう
まずは医療機関もしくはその他の相談窓口に相談しましょう。
○医療機関
かかりつけ医のほか、「もの忘れ外来」「神経内科」「精神科」などで診療が受けられます。他に、認知症疾患医療センター(認知症に関する詳しい診断、専門医療相談などを行う専門医療機関で、県内に13ヶ所)があります。
○その他の相談窓口
地域包括支援センター、在宅介護支援センター、他に、「認知症の人と家族の会」茨城県支部
(【電話】029-828-8099 月~金13:00~16:00)があります。
■つどいの場のご紹介
◇オレンジカフェ
認知症の方、介護している方、認知症に関心のある方、誰でも参加できます。気分転換、ストレス発散をしに、気軽にご参加ください。
情報交換やミニ講話、レクリエーション等を行います。
問合せ:市地域包括支援センター
【電話】34-0011
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