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特集 食が育む 心とからだ

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茨城県高萩市

食べることは、生きること。食事は、私たちの心と体に深く関係しています。
今月は学校給食を通じて、「食」について考えてみませんか。

■楽しく食べる
廊下まで漂うおいしそうな匂い。教室をのぞいてみると、授業の時と同じように前を向いて座る子供たち。コッペパンにフランクフルトを挟んだり、シチューを付けてみたり、楽しそうに食べています。
この日の献立は、玉ねぎ・にんじん・アスパラガス・グリーンピース・キャベツ・じゃがいもなどの野菜がたっぷり入ったシチュー、フランクフルト、サラダ、コッペパン、牛乳。1日に必要な栄養の3分の1の量を摂ることができます。

■地元野菜を給食に
栄養価の高い旬の食材を使い、地産地消に取り組んでいます。まとまった量が必要となるため調整が難しい場合もありますが、常陸農業協同組合などの協力により、長ねぎ・白菜・にんじんなど高萩の野菜も食材に。

■給食で旅行気分
月1回『味めぐりメニュー』も登場。奈良の「飛鳥(あすか)汁じる」、熊本の「タイピーエン」、イタリアの「カルツォーネ」、シンガポールの「ヨンタオフー」など、日本各地や世界各国の郷土料理を味わえます。「福島の人気メニュー『ツナごはんの具』は、高萩でも好評でした」と栄養教諭の長山ちか乃先生。いわき市出身の先生が子どもの時に好きだったメニューだそうです。

■正しい食の知識と生活
長山先生は毎月の食育目標を立て、食に関する正しい知識と食習慣を子どもたちが身に付けられるように、掲示物やチラシ作りも工夫。
栄養バランスが良く適量な食事は、体づくり・体力向上に、楽しい食事は情緒の安定にもつながります。「生涯にわたって自己管理ができるよう、給食を食事の見本にしてほしい」。そして何よりも「給食が楽しい思い出の一つになってほしい」と長山先生。
給食に関わる多くの人たちが、未来を生きる子どもたちのために、安心でおいしい給食を届けます。

食べることは、一生のおつきあい。給食を、食事の見本にしてほしい。

■給食の豆知識
キャベツは、クセがなくほどよく甘いため、さまざまな料理に使用されます。ハウス栽培で1年中食べることができますが、「春キャベツ」は時季のもので、えぐみがなく丸くふわっとして、みずみずしいのが特徴です。ぜひ味わってみましょう。

■給食調理のスケジュール
子どもたちが喜んで食べる姿を思い浮かべながら、約1,900食の給食を時間内に作ります。

8:15 食材の確認
8:30 野菜の下処理…野菜は流水でしっかり洗い、カットします。
調味料の計量…決められた分量を測ります。
9:30 調理
10:00 味付け確認…栄養教諭が味付け・加熱状態を確かめます。
10:30 食缶へ配食…温かく美味しく食べられるように、タイミングよく食缶へ配ります。
11:00 学校へ配達

問合せ:連絡先学校給食センター
【電話】23-7412

■子育て世代の負担を減らすために
▽第2子半額・第3子以降負担なし
多子世帯の経済的負担を減らすため、第2子は給食費を半額に、第3子目からは無償としています。
▽給食費は据え置き
多くの食材が値上がりしていますが、保護者の負担を増やさないために、給食費(小学生4,000円・中学生4,600円)は据え置きです。値上がりした食材費分を市が支援し、質や量を変えない給食を提供します。

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