健康コラム 帯状疱疹の予防について

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50歳以上の人は、ワクチン接種によって帯状疱疹を予防することができます。
実は、日本人成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となるウイルス抗体を有しています。これは、多くの人が子どもの時に感染する水ぼうそうが、「水痘・帯状疱疹ウイルス」の感染によるもので、水ぼうそうが治った後もウイルスが症状を出さずに体内に潜み続けているからです。
獲得した免疫(抗体)は年齢とともに弱まり、帯状疱疹を発症するリスクが高くなる傾向にあります。
ワクチン接種は帯状疱疹の発症を予防する選択肢のひとつであり、完全に防ぐものではありません。接種ができない人、あるいは注意を必要とする人もいますので、接種を希望する際は医師へご相談ください。

県北医療センター高萩協同病院　健康管理センター課長　菊地秀和(きくちひでかず)