近年「前立腺がん」が増加傾向にあり、高齢化や食生活の欧米化が、主な要因と言われています。
また、「PSA検査」の普及による早期発見も一因に挙げられます。PSA検査とは、前立腺から分泌されるPSAタンパクが血液中に存在する量を測定する検査で、これまで発見が難しかった初期の前立腺がんが格段に見つかりやすくなりました。
PSA検査はとても簡単で、健診時の血液検査にオプションとして追加できます。
年齢別に見ると、前立腺がんは50歳代以降に多く見られますが、初期では自覚症状がないため、定期的な検査による早期発見・早期治療が肝要です。
特に、50歳代以降の人に積極的なPSA検査をおすすめします。
県北医療センター高萩協同病院 健康管理センター課長 菊地 秀和(きくち ひでかず)
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