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健康コラム

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茨城県高萩市

■子宮体がんについて
子宮は、産道の子宮頸部と胎児を育てる子宮体部に分けることができ、子宮体部に発生するがんが子宮体がんです。発症は40歳後半から増加し、50~60歳代でピークを迎えます。
検査法として子宮内膜細胞診と超音波検査を行い、がんが疑わしい時は、子宮内膜組織診、MRIを行います。高危険群は、最近6か月以内の不正性器出血及び月経異常や褐色帯下の症状があり、高リスク因子には、早発閉経、遅発閉経、未産、多嚢胞(たのうほう)性卵巣症候群、エストロゲン補充療法、乳がん手術後のタモキシフェンなどの服用、肥満、高血圧、糖尿病、リンチ症候群などがあげられます。
がんが子宮内に留まっている状態であれば、80%以上の方は治る事が期待出来ます。心配な症状がある場合は躊躇せずに婦人科を受診することが大事です。

県北医療センター高萩協同病院 副院長兼産婦人科部長 渡邊 之夫(わたなべ ゆきお)

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