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Special Interview

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茨城県鹿嶋市

ツマギアンズ Special Support Chef 西 芳照さん
ツマギアンズ 山町 浩信さん 未来さん

■シン・いばらきメシ総選挙応募のきっかけは?
山町浩信:鹿嶋市の『食』って、あまり認知されてない。でも鹿島たこやはまぐり、かしまし豚など、食べてみると本当においしいものがたくさんある。僕たちが、かしまし豚を提供すると、この豚すごくおいしいって言ってもらうことが多くて。かしまし豚をたくさんの人に知ってもらえるといいなと思ったのが、応募のきっかけです。僕たちの料理がきっかけで鹿嶋に足を運んでいただき、鹿嶋のグルメ全体が注目を浴びるようになったら最高です。

■かしまし豚のホルモン×豚バラ丼一番のこだわりは?
山町未来:かしまし豚のホルモンを使っているところ、あとはタレと、炭火で焼くことにこだわっています。
実際に、西シェフに食べてもらった際に、タレも含めてブラッシュアップしたいとお話しをしたんですが、『タレはこのままでいい』と言っていただけて。西さんから提案いただいたのが、この『辛味噌だれ』でした。うちのホルモン丼と無茶苦茶合うんですよ。混ぜながら食べると本当においしい。
シン・いばらきメシ総選挙の試食会の際には、参加した50人程度のアンケートで、味は一番と言ってもらえました。
西:味はとてもおいしい。老若男女に食べてもらうためにも、ホルモンの柔らかさやバラ肉を使用することを提案しました。でもホルモンと豚バラだけでは一番にはなれない。茨城44市町村の一番を狙うんだったら、何かインパクトを与えないといけないので、なでしこジャパンや、男子サッカーの代表選手にもかなり人気のある辛味噌だれを使ってみました。

■西シェフに協力いただくきっかけは?
山町浩信:東日本大震災後、カシマスタジアムの復旧を記念して開催されたオープンスタジアムというイベントに、西シェフが何度か来られた際に紹介していただきました。あとは、コロナの時に、地元の飲食店が苦しんでる中、少しでもお客さんに来てもらおうということで、日本代表選手に人気のある『代表カレー』とのコラボ企画を商工会青年部でお願いし、快諾していただきました。
西:元サッカー日本代表の小笠原満男さんが、東日本大震災後に私の地元福島で、子どもたちのために毎年サッカー教室を開催し、福島を元気づけてくれた。日本橋高島屋で、『大東北展』に出店した際も、福島を盛り上げるため、快く出演してくれた。鹿嶋(鹿島)には大きな恩があります。
僕がいわき市にお店を出した時も、山町さん含め、アントラーズサポーターが大勢で来て、宴会をやってくれた。今回の話があった時に、お返しじゃないけど、いつもお世話になってばかりで何にもできてなかったので、お返しのチャンスと思い、何か力になれるんだったらと、引き受けさせていただきました。

■鹿嶋市発の新しいグルメとして今後の展望は?
山町浩信:まずは市内の各店舖で、ご当地豚丼として提供できるようになればいい。でも豚はかしまし豚だけではなく、茨城県内にも有名な豚がたくさんある。これで鹿嶋市がグランプリや、いいところまでいって注目を浴びれば、そもそも茨城って豚がおいしいから、鹿嶋市だけのご当地丼じゃなくて、茨城全体で提供できる。そうなったら面白いかなと個人的に思っています。
最終的には、茨城の食材やグルメに注目が集まるといいと思う。それもあって、豚だと県内どこでもやれるし、そのきっかけにしていきたいです。

■茨城県の「食」の魅力って?
西:やはり鹿嶋市、茨城県全体を見ても、おいしい野菜がたくさんある。もちろん海に恵まれて、魚介類も豊富な市町村がたくさんあって、値段もそんなに高くない。その時々の旬のものがいっぱいで、リーズナブルな価格でおいしいものがいろいろ食べられる。福島のいわき市から茨城に野菜を買いに来る人もたくさんいる。そういう恵まれた環境の中にいることを、たぶん茨城県人は知らない。まず、自分の置かれている環境を知ることが大切。あとは、豊津小での食育講話の中で、ほとんどの児童が家のご飯作りの手伝いをしていると言っていた。東京とか、他のところで同じ質問すると、全体の3割いるかどうかです。朝ご飯もみんなきちんと食べている。そういう食生活、生活の環境の中で育って、ずっと続けて欲しいな。それが、茨城の良さじゃないかなと思います。

■今後、山町さんと西シェフの関わりで望むことは?
山町浩信:ツマギアンズと一緒にできれば、我々は嬉しいですけれど、カシマスタジアムに『NISHI’s KITCHEN』として出店してくれるとしたら、それをアントラーズのサポーターは望んでるんじゃないかなと思います。シン・いばらきメシをきっかけに、鹿嶋にゆかりのあるすごいシェフの方がいることを知ってもらい、スタジアムに来てくれれば、より絆が強くなっていくと思います。
西:そう言ってもらえると大変ありがたいし、これは一緒にやらないといけないと思っています。

■シン・いばらきメシ総選挙への意気込みを教えてください
山町未来:一番上を目指して、できることをやっていこうと思います。やっぱ一番ですよね、できるなら。
山町浩信:やっぱりグランプリを取りたいですけど、グランプリ目指すまでの過程も大切にしたい。西シェフにもご協力いただいて、支えてくれる皆さんもすごく気合いが入っています。市役所の皆さんにも盛り上げてもらって、鹿嶋市全体で盛り上げていけている。もちろん僕らが代表なので、僕らはしっかりしないといけないんですけど、いろんな人と盛り上がりながら進んでいきたい。この前、知らない方から、『鹿嶋市代表でやってんだったら、うまいかうまくないかわからないけど、オレは応援する』ってエールをもらった。それってすごく嬉しいこと。
サッカータイ代表の石井監督が、選手や監督時代に『自分たちは、鹿嶋市のサッカー部で、その代表として、やっているから、鹿嶋市の皆さんに応援してもらいたいんだよね』とおっしゃっていて。こういう風に出させていただいて、皆さんに応援してもらえると、こんな感じなんだなと感じる。僕らはもちろん頑張るんですが、市民の皆さんと一緒にグランプリ取るぞ!っていう形で、一致団結してやっていけたら嬉しいです。応援を力に変えて、最終的にグランプリ取れたらいいなと思います。西さん、本当に感謝しています。ありがとうございます!
西:いやいや、それはグランプリ取った後にね(笑)

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