イタリア語で「1」を意味する「UNO」
ダンスを始めたい人たちの第1歩を応援しています
■今月のつたえるひと
岩永朝太郎(いわながあさたろう)さん
諫早市出身。高校時代にブレイクダンスを始め、2015年に九州最大級のソロダンスバトルイベント「Carnival」でベスト8に輝く。現在は、県内初のブレイクダンス専門スタジオ「UNO-NGSK」代表、長崎県ダンススポーツ連盟ブレイクダンス部長(常務理事)などを務める。
■オリンピック種目となったブレイクダンスを県内に広めたい
生まれも育ちも諫早で、幼い頃は本明川の土手でよく遊びました。小学生の時に「本明川は県内唯一の一級河川」と授業で習って、さらに愛着が湧いたのを覚えています。ダンスイベントなどで日本各地を訪れますが、帰って来ていつも思うのは、諫早は食べ物がおいしいということ。特に魚介類の味は抜群ですね。
ブレイクダンスと出会ったのは高校生の時で、友人に誘われたのがきっかけでした。踊っているうちにブレイクダンスの魅力にはまってしまい、高校卒業後もずっと続けて、3年前に県内初のブレイクダンス専門スタジオ「UNO-NGSK(ウーノナガサキ)」を諫早市にオープンしました。ブレイクダンスは、回ったり、跳ねたりとアクロバティックな動きを取り入れたダンスで、パリオリンピックから正式種目になりました。僕はその中でも、DJが即興で流す音楽に合わせて1対1で技や表現力を競う「ダンスバトル」が好きで、体を一瞬静止させてポーズを決めるフリーズが得意です。今も現役のダンサーとして大会やイベントに出場しながら、スタジオでは、3歳から20代まで約70人にブレイクダンスや体幹トレーニングなどを教えています。親子無料体験会なども開催し、誰もがダンスを楽しめる場を提供しながら、ゆくゆくは長崎から将来のオリンピック選手が誕生する一歩につながればと思っています。
また、来年のながさきピース文化祭2025に向けて、イベントの一つである「ダンスandダンス」の部会委員として、全体的な構成、ジャンルごとの出演内容やイベントを盛り上げるための企画などを進めています。今後もダンスの楽しさを多くの人に伝えながら、長崎県のダンスを盛り上げていきたいですね。
▽諫早市美術・歴史館
美術館的機能と博物館的機能を併せ持つ諫早市初の本格的ミュージアムとして2014年3月1日に開館し、今年で10年目を迎えました。企画展のほか、イベントや各種講座も開催されています。
▽高城神社
諫早公園に隣接する神社で、諫早家初代の龍造寺家晴公と菅原道真公を祭っています。1882年に創建され、諫早大水害で被害を受けたため現在地に移転。「新宮(しんみや)さん」と呼ばれて親しまれています。
▽御館山(みたちやま)公園
公園内には桜の名所としても有名な御館山稲荷神社があり、展望台からは諫早市の街並みと有明海を望むことができます。
▽眼鏡橋
1839年に当時の領主によって本明川に架けられた石造りのアーチ橋で、諫早大水害後、現在の場所に移設。石橋では日本で最初に国の重要文化財に指定されました。
▽長崎県立総合運動公園ちびっ子広場
トランスコスモススタジアム長崎をはじめとしたスポーツ施設に隣接する広場。21種類もの遊具があり、幼児から小学生まで遊べます。
■ブレイクダンス無料体験会
老若男女問わず、さまざまな世代の方にブレイクダンスの素晴らしさを伝えるための無料体験会。初めての方も気軽に参加できます。
日時:10月6日(日)
10時30分~11時、11時15分~11時45分
※2回に分けて行います
場所:こどもの城プレイホール(諫早市白木峰町)
参加申し込みはこちら
※詳しくは本紙をご覧ください。
問合せ:UNO-NGSK
【電話】080-1741-5493
■諫早市の秋の風物詩 のんのこ諫早まつり
諫早市の一大イベント。諫早が誇る「のんのこ節(別名:皿踊り)」の街踊りのほか、市内各地区民謡の祭典、ふるさと芸能の祭典、各種パフォーマンスやお笑いステージなどで盛り上がります。
日時:9月14日(土)・15日(日)
11時~20時30分 ※両日とも
場所:中央交流広場(諫早市役所前)
問合せ:のんのこ諫早まつり実行委員会(諫早商工会議所)
【電話】0957-22-3323
■諫早市の特産物
▽楽焼(らくやき)うなぎ
本明川でうなぎが取れていたことから、川沿いにうなぎ料理店が並び、その味の良さから諫早名物になりました。諫早のうなぎ料理は、焼いたあとに二重底になった楽焼の器で蒸して仕上げるので、程よく蒸されてふっくらとした味わいが特徴です。ふるさと納税の返礼品としても人気です。
問合せ:諫早観光物産コンベンション協会
【電話】0957-22-8325
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