県内で頑張っている企業や人にエール(応援)を送ります!
■イサハヤ電子株式会社(諫早市)
お話を伺ったのは
代表取締役社長 瀬上昭夫(せがみあきお)さん
アナログ半導体を手がける稀少企業。
理系の人材育成にも取り組んでいます
◇諫早市に本社を置く老舗の半導体メーカー
1973年に諫早電子工業として創業。1991年の関連会社との合併を機にイサハヤ電子に社名変更し、家電や車をはじめ、産業機器に使用される半導体や電子部品の開発・製造を行っています。大阪営業所のほか、中国とフィリピンに製造工場、香港とシンガポールに販売会社を置いて事業を展開しており、社員はグループ会社を含めて約1400人、年間売上高は145億円です。
◇アナログ半導体や小型の電子部品を製造
事業の柱は、単一機能の半導体であるディスクリート製品と、複数個の電子部品を組み合わせた電源を主体とするパワーモジュール製品の開発・製造で、ほとんどの製品が各メーカーのニーズに応えたオーダーメードであることが特徴です。また、電子機器はアナログ半導体とデジタル半導体の両方を活用して複雑な処理を行っていますが、県内においては、アナログ半導体専業のメーカーは当社のみで、それも大きな強みになっています。
◇省エネ部品の製造や理系の人材育成にも貢献
当社は事業の発展を通して社会貢献することを基本理念としています。その一つとして省エネルギーで付加価値の高い製品の開発にも取り組んでいます。また、昨年度から長崎総合科学大学と連携して「世界の先端技術セミナー ながさき半導体」を開催しているほか、小学生を対象としたものづくり体験教室や県内外の学校での講座も行っています。多くの方々に半導体に興味を持ってもらい、理系の人材育成にもつながるように頑張っています。
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