県内で頑張っている企業や人にエール(応援)を送ります!
■株式会社オリエントアイエヌジー(長崎市)
お話を伺ったのは
代表取締役 中島靖人(なかしまやすひと)さん
過去の仕事も現在進行形で取り組む。
企画、測量、設計、地質、調査まで幅広く行うまちづくりの総合コンサルタント
◇創業58年、まちのスペシャリスト集団
1967年に父が土木の測量・設計を行う会社を設立。2012年に代表取締役を引き継ぎ、2017年に現在の社名に変更。長崎市馬町の本社のほか県内に7つの営業所を置き、社員数は63名です。現在は「まちづくりの総合コンサルタント」として、技術士や測量士、建築士、地質調査技師、防災士など、60種以上の専門技術を持つ社員が在籍し、まちづくりに必要な企画から測量、設計、地質、調査などさまざまな事業を行っています。
◇橋の設計や文化財の発掘調査まで幅広く
道路や河川、港に関わる事業のほか、長崎市の出島表門橋と公園の設計、端島(軍艦島)の護岸調査、城山小学校の原爆遺構保存のための被災状況調査、天正遣欧少年使節の一員である千々石ミゲルの墓所の発掘調査など、文化財や歴史遺構に関わる事業も手掛けています。設計を担当した出島表門橋は2018年度にグッドデザイン賞※を受賞しました。
※(公財)日本デザイン振興会から、製品、建築、サービスなどの優れたデザインに贈られる賞
◇仕事に責任を持ち続け、将来は長崎から海外へ
「私たちの仕事は完成して終わりじゃない。過去の仕事も現在進行形で取り組む」という思いで、社名に「ing」を付けており、完成後も当社が関わった場所の清掃活動などに取り組んでいます。出島表門橋公園では、一般の方が開催するイベントのサポートも行っています。今後は、3Dやドローンを活用した測量や設計はもちろん、IT人材を中心に外国人雇用にも力を入れ、将来的には海外事業も展開していきたいと思っています。
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