つたエールけん

4／17

県内で頑張っている企業や人にエール(応援)を送ります!

■(株)松尾青果(南島原市)
お話を伺ったのは
代表取締役　松尾　博明(まつお　ひろあき)さん

バレイショの一大産地、島原半島で働きやすい農業の職場づくりに取り組んでいます

▽バレイショを中心に全体の売上高は20億円
農家の12人きょうだいの末っ子として生まれ、10代の頃から全国各地の農業先進地をまわり、見識を広めました。1978年、地元の南島原市南有馬町で現会社の前身となる松尾商店を創業。現在は主に地元の農家約200軒の農作物を集荷し、全国の市場に卸しています。主力商品のバレイショは年間1万2000トンを出荷。本社および愛野営業所(雲仙市)のほか、北海道にも営業所があります。

▽全国に向けて安定供給を可能に
当社の特徴は、長崎県産のバレイショに加え、南は鹿児島県産、北は北海道産のものも仕入れることで、全国に向けて年間を通して安定したリレー出荷ができることです。バレイショ以外にも、レタスやキャベツ、ブロッコリーを関連会社の農業生産法人で栽培しており、新鮮で良質な野菜を安定供給するための体制を整備しています。

▽働きやすい環境づくりで農業を支える人材を確保
社員は年齢、性別、国籍を問わず65歳の定年後も給料はそのままで再雇用しています。高齢者がやりがいをもって働くことができるだけでなく、ベテランの技術を若い人に継承できるメリットもあります。また、有給休暇は希望した時に気兼ねなく取れるほか、新型コロナ前は2カ月に1回社員全員で食事会を開催していました。これからも誰もが楽しく、働きやすい環境づくりに取り組み、社員と共に、地域農業の発展のために頑張ります。

働きやすい環境づくりで「Nぴか」※に認証。農作業の請負、耕作放棄地の有効活用などにも取り組んでいる
※長崎県誰もが働きやすい職場づくり実践企業認証制度