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自治体の皆さまへ

つたエールけん

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長崎県

県内で頑張っている企業や人にエール(応援)を送ります!

■一般社団法人 フードバンク協和
(佐世保市)
お話を伺ったのは
代表理事
加城 敬三(かしろけいぞう)さん

インターネットを使ったフードバンク事業で92カ所の施設・団体へ
「もったいない食材」を無償提供

◇本業を最大限に生かしたフードバンク事業
フードバンク協和の母体である協和商工(株)は、業務用食品卸会社としてホテル、病院、学校、飲食店などに食材を納めており、取扱商品は2万品に及びます。メニューの切り替えや学校の急な休みなどさまざまな要因で在庫が残り、まだ十分安全に食べられるにもかかわらず廃棄しなければならないことへの罪悪感と、食品を取り扱う会社としてこれでいいのかとの思いから、2016年にフードバンク協和を設立しました。

◇「もったいない」から「おいしい」へのかけ橋
きっかけは、日本にも支援を必要としている子どもがたくさんいると知ったことです。社内で廃棄される食品を「もったいない食材」と称し、これをたくさんの子どもたちの「おいしい」に変えようと、会社を挙げて取り組んでいます。最近は、フードドライブといった形で多くの企業からも食品をご提供いただきながら、現在、子ども食堂や児童養護施設など92の施設・団体などへ無償で提供しています。

◇独自のシステムで効率よく食品を提供
フードバンク事業のためにインターネットを使った日本初の注文システムを開発しました。ウェブサイトに提供食品を公開し、パスワードを発行した施設や団体が必要な物を必要な量だけ注文し、佐世保と長崎にある倉庫まで取りに来てもらうシステムです。この仕組みにより、たくさんの食材をより多くの子どもたちに効率よく届けることが可能となりました。今後は、県内全域をカバーできるよう活動エリアを広げていき、長崎県の未来を担う子どもたちのために貢献していきたいと思っています。

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