【特集】長崎の海の魅力～水産業の魅力を発信～(2)

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■さかなの魅力　～多彩な海の恵みを消費者へ～
四季折々に来遊し、水揚げされるさまざまな魚たち。県では、多彩で豊かな海の恵みとえりすぐりの魚介類を素材とした自慢の水産加工品の魅力を広めるため、さまざまな取り組みを行っています。

◇長崎俵物
県内で水揚げされた旬の水産物を使用し、厳格な品質基準をクリアした加工品を「長崎俵物」として、現在98商品認定しています。大切な人への贈り物や自分へのご褒美として、ぜひご利用ください。
「長崎県水産加工振興協会」で検索

◇長崎県の魚愛用店
県民や観光客の皆さんが、いつでも長崎県の魚を食べられる店を「長崎県の魚愛用店」として、現在約200店舗認定しています。新鮮でおいしい県産魚を愛用店でお楽しみください。
「長崎県の魚愛用店」で検索

◇さかな祭り
長崎県のおいしい魚をPRするため、毎年さかな祭りを開催しています。魚のすくい取りや消費者参加のセリ大会、試食会など、楽しいイベントが盛りだくさんです。
[令和5年度開催日]
・10月14日(土)　松浦おさかなまつり(松浦魚市場)
・10月15日(日)　長崎さかな祭り(長崎魚市場)
・10月29日(日)　佐世保お魚まつり(佐世保魚市場)

問合せ：県の水産加工流通課
【電話】095-895-2871

■最先端の研究などで水産県　長崎を支える総合水産試験場
長崎県総合水産試験場では、資源管理型漁業の推進や養殖業の振興、水産加工業の育成など、本県の水産業を技術面で支えるさまざまな試験研究を行っています。

◇取り組み事例
「新しい養殖魚」づくりに向けた技術開発の一環として、令和3年度からウスバハギの卵から育てた稚魚を用いた養殖試験を開始しました。試験の結果、ウスバハギの成長は速く、飼育4カ月後には、体重700～800gの商品サイズにまで大きくなるということがわかりました。今後、本県の「新しい養殖魚」としての普及が期待されます。

問合せ：長崎県総合水産試験場
【電話】095-850-6293

■漁師の魅力　～長崎での就業をサポート～
漁業は自然と魚を相手に、自分の努力と工夫次第で稼ぐことができる魅力のある職業です。県では、漁業への就業を目指す方のために、就業支援フェアの開催や技術習得支援の実施など、就業前から就業後まで切れ目のない支援を行っています。

◇水産業就業支援フェア
県内外の求職者や水産業への就業に関心のある方と、就業者を募集している水産関係団体とのマッチングと相談を行う就業支援フェアを毎年開催しています。長崎県の水産業の魅力・漁師の魅力を知ることができますので、興味がある方はぜひお越しください。
日時：11月19日(日)11：30～15：00
場所：県庁1階エントランスホール(長崎市尾上町)

◇漁業就業実践研修
漁業経験がない方でも漁業に就業できるよう、漁業技術を学べる各種研修を実施しています。研修期間中の研修費の支援に加え、県外からの移住者(I・Jターン者)には就業直後の漁業経費の支援制度もあります。
独立型：独立した漁師になるためベテラン漁師の下で実践的な漁業技術を学びます。
雇用型：定置網や養殖業などの雇用型漁業での従業員として必要な技術を学びます。

《制度利用者の声》
幼い頃から漁師になりたいという夢がありましたが、大学卒業後は水産会社に就職しました。対馬には釣りをしによく訪れていたのですが、ある時、漁業の研修制度があることを知り、家族の了承も得て、漁師を目指して移住を決意しました。1年5カ月の研修を経て、平成31年に独立し、今は対馬市古里地区でアマダイの延縄(はえなわ)漁業を営んでいます。

《漁師を目指す方へメッセージ》
研修中に丁寧な指導を受けたおかげで、自分で船を持って漁に出られるようになりました。私のように漁業経験がなくても研修制度を活用して漁業を始めることができますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

漁業就業に関するご相談は「ながさき漁業伝習所(県の水産経営課内)」で受け付けていますよ。
(※二次元コードは本紙をご覧ください。)

問合せ：県の水産経営課
【電話】095-895-2832

本県は多くの島々や対馬暖流などにより好漁場が形成され、内湾(ないわん)から沖合まで多種多様な漁業や養殖業が行われており、生産量や就業人口は全国トップクラスの水産県です。豊かな海の魅力に恵まれた本県水産業の振興に向け、「多様な人材が活躍し、環境変化に強い持続可能な水産業と賑わいのある漁村づくり」に取り組んでまいります。
長崎県知事　大石賢吾

問合せ：県の漁政課
【電話】095-895-2811