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地域の特色ある文化・芸術【波佐見町】

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長崎県

■地域の特色ある文化・芸術【波佐見町】
窯業と農業を基盤産業として発展している波佐見町は、人々の暮らしの中に生きる波佐見焼や地域に伝わる多彩な伝統・文化が育まれ継承されている、歴史と現代の魅力が共存する町です。

◇波佐見講堂 音楽フェスティバル
九州最大規模の木造洋館である波佐見町講堂(国登録有形文化財)は、音響にも優れており、音楽イベントを中心に利用されています。地域住民や県内の学生などが参加する音楽フェスティバルでは、貴重な文化財の素晴らしさを伝えるだけでなく、多くの方々の交流と音楽による地域の文化・芸術の掘り起こし、磨き上げにつながっています。今年度は11月11日(土)・12日(日)に吹奏楽によるコンサートが開催される予定です。

◇皿山の人形浄瑠璃(県指定無形民俗文化財)
現在の皿山郷の人々が享保(きょうほう)の大飢饉(だいききん)の際に、飢えをしのぐために興行したのが始まりと言い伝えられています。幕末の万延元年には人形浄瑠璃座「美玉座(みたまざ)」を結成し、好評を博しました。昭和時代は後継者不足で解散の危機を迎えましたが、平成元年に同地区の青年たちが後継者として名乗り出ました。毎年8月21日の皿山大神宮夏祭りなどで公演しており、三人で一体の人形を動かす「三人遣(さんにんづか)い」の妙技を鑑賞することができます。

◇浮立(ふりゅう)
雨乞(あまご)いや五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祝して、横笛の伴奏に合わせ、太鼓や鉦(かね)を鳴らして踊る伝統芸能。現在、波佐見町には水神宮(協和(きょうわ)郷)で奉納される「協和浮立」、大鬼木観音堂(鬼木(おにぎ)郷)で奉納される「鬼木鉦浮立」、地蔵堂(野々川(ののかわ)郷)で奉納される「野々川浮立」、熊野神社(湯無田(ゆむた)郷)で奉納される「山中(やまなか)浮立」の4つの浮立が残されており、いずれも波佐見町の無形民俗文化財に指定されています。

■「ながさきピース文化祭 2025」のロゴマーク決定!
長崎県実行委員会では、今後のPR活動などで統一的に使用するロゴマークを決定しました。
モチーフ:
・平和の象徴の「鳩」
・文化を育み、未来へつなぐ「手」
カラーイメージ:海外との文化の架け橋となった本県の海
コンセプト:「文化の継承」
本県独自の文化を過去、現在、未来へと手から手へつなげていく様子を表現しています。また、文化芸術を通じて生まれるハッピーな交流、愛称の「ピース」に込められた平和への願い、手を差し伸べてお互いを助け合う思いやりも表しています。

問合せ:長崎県実行委員会事務局(県の文化振興・世界遺産課内)
【電話】095-895-2765

令和7年度に本県で開催される「ながさきピース文化祭2025」に向け、県内の特色ある伝統芸能や文化活動を地域ごとにシリーズでご紹介します。

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