県内外の多方面から選ばれる「新しい長崎県」の実現に向けて、さまざまな立場の皆さまが思いを一つにして、連携しながら取り組みを進めるための旗印となる「ビジョン」を策定するとともに、令和6年度の当初予算を編成しました。
新しい長崎県づくりのビジョン
「未来大国 みんなで大きな夢を描こう」
長崎県が県民の皆さまにとって誇りや未来への期待感を持たれ、国内のみならず世界に存在感を示している姿を「未来大国」と表現しています。「未来大国」の実現に向けて、「こども」「交流」「イノベーション」「食」の分野を中心に取り組みを進めていきます。
県民の皆さまが将来への不安や憂いを払拭し、本県への誇りや未来への期待感を抱きながら、大きな夢を描いていただける長崎県をつくっていきたいとの思いから、ビジョンを策定しました。
ビジョンの初年度となる令和6年度の当初予算は、ビジョンの始動による期待感と、県総合計画の推進による諸課題へのきめ細やかな対応で安心感を抱いていただける予算としました。
また、物価高騰などへの対応のため、令和5年度経済対策補正予算と令和6年度当初予算を一体的に編成し、県民生活の下支えと経済活性化のための施策を切れ目なく実施します。
これらの施策を着実に進め、全世代の方々が住み慣れた地域で生き生きと暮らすことができ、多方面の方々から選ばれる「新しい長崎県」の実現を目指してまいります。
みんなが「こうなったらいいな」と思う姿が「未来大国」です。みんなで一緒に大きな夢を描き、実現していきましょう。
長崎県知事 大石賢吾
■令和6年度当初予算の概要
令和6年度は、物価高騰対策をはじめ、国の総合経済対策補正予算を活用した令和5年度補正予算と令和6年度当初予算を一体的に編成することとし、県民の皆さまに新たなビジョンの始動による期待感と、きめ細やかな対応による安心感を抱いていただけるよう各種施策を進めていきます。
◇新しい長崎県づくりのビジョン実現に向けた取り組み
・「こども」「交流」「イノベーション」「食」の分野でビジョン実現に向けた特別事業を推進
・従来の枠を超えて、複数の部局が連携・融合して1つのプロジェクトを構築
・初年度である令和6年度は、施策を推進してくいくための基礎作り・土台作りを中心に展開
◇県総合計画の推進による各種課題へのきめ細やかな対応
1 子どもが夢や希望を持って健やかに成長できる社会の実現
2 長崎県版デジタル社会の実現
3 戦略的な情報発信・ブランディング
4 各産業分野や地域で活躍する人材の確保・育成
5 市町や民間団体、企業等との連携施策のさらなる推進
6 力強い産業の振興
7 安全安心な社会づくり・みんなで支え合う地域づくり
8 ダイバーシティやSDGsの推進
〔令和5年度補正予算(経済対策)〕
482億円
重点支援地方交付金を活用した物価高騰対策や公共事業など国の補正予算への対応
+
〔令和6年度当初予算〕
7,348億円
令和6年度において一体的に推進
7,830億円
(当初+補正(経済対策))
義務的経費…職員の給与や借金の返済など、その支出が義務付けられている経費
投資的経費…施設や道路のように、将来に形を残すものに使う経費
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