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五島の逸品と生産者をご紹介 ごとうの極上

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長崎県五島市

■五島芋・五島麦
株式会社五島列島酒造
三井楽町にある「株式会社五島列島酒造」。ここで酒造りの最高責任者「杜氏(とうじ)」を務めているのは谷川友和さんです。
「今考えると、よく造り方も知らないのに働くって言ったな…」と、笑いながら話す谷川さん。15年前、道の駅・遣唐使ふるさと館のレストランで働いていた際「新しい酒蔵で焼酎を造ってみないか?」と誘われ、造り方も分からないまま入社。当時28歳だった谷川さんは一念発起し、焼酎造りを始めました。
五島産の芋を使用して造る「五島芋」は人気が高く、市内のスーパーや飲食店などで取り扱われています。需要が高く生産が追いつかない状況ですが、品質を落とさず、丁寧に造ることを心がけているそうです。
「最近はテレビドラマの効果もあり、五島を訪れる方が増えているので、工場見学の申込が多いです。仕込みは冬と春にしか行わないので、それ以外の期間も紹介できるように仕込みの映像を制作中です」と話す谷川さん。今では年配の方から子ども連れの家族まで、さまざまな年齢層の方が見学に来てくれるそうです。
五島列島酒造は、市内の原料を使用するこだわりの製造で売上を伸ばしてきました。「売れる蔵になったのは、五島市の方々に愛飲いただいたおかげです。五島列島酒造ができて良かったと思ってもらえるように、恩返しがしたい。最近では日本酒やジャパニーズウィスキーが流行っていますが、焼酎ブームも必ず来る!」と笑顔で話してくれました。「これからの課題は蔵をつないでいくことです。体験学習で訪れる方が、焼酎造りに興味を持ってくれたりしたらいいですね」。現在、五島列島酒造の製造担当は2名。未来の焼酎造りの担い手を育て、これからも五島の焼酎を全国の皆さんに届けてもらいたいです。

取材・執筆:ライターグループfumoto

問合せ:株式会社五島列島酒造(三井楽町濱ノ畔3158)
【電話】84-3300

ふるさと納税に関するお問合せ:政策企画課広聴・広報戦略班
【電話】72-6782

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