■五島市に暮らすいろんな人のオススメ本を紹介するコーナー
私が選ぶとっておきの一冊ーRecommended Bookー
▼2冊目
イラストレーター/フォトグラファー あさかみまきこさん
奈留島在住のイラストレーター。SNSでオーダーを受け制作しているほか、トートバッグやTシャツ、ポストカードなど、五島のお土産のデザインも手掛けています。
佐賀県唐津市で生まれ、3歳から山口県光市で育ちました。小さい頃から絵を描くのが大好きで、物心がつく前、1~2歳から描いていたそうです。地元山口県で薬剤師として働きつつ、2拠点生活をしていた福岡県で少しずつイラストの仕事を受けるように。ある時、作品を見た奈留島の三兄弟工房から「一緒にグッズを作りませんか?」と声が掛かり、2017年に初めて五島を訪れます。自然がきれいなままに残っていることや、島民たちの人の温かさに感動し、何度か来ているうちに「五島に住んでみたい」と思うように。2020年の冬から奈留島の住民となりました。
五島の魅力を知る人を少しでも増やせたらと、現在はイラストや写真、言葉、映像の表現を通して島内外で活動されています。
○あさかみさんのとっておき
物作りをする者として、感性を磨きたくて手に取った本。だけど、この本は表現者に限らず、何歳でどこに暮らして何をしていても、毎日を丁寧に、自分らしく暮らしたい人にはきっと何か気づきがあると思います。
○感性のある人が習慣にしていること
SHOWKO/著(クロスメディア・パブリッシング)
感性とは、特別な人だけに必要なものではありません。それは単に「センスがいい」という表面的なものではなく、人とのつながり、暮らしや仕事、日常のいろいろな場面でどの人の生き方にも通ずるものだからです。感性を高めるのは、才能ではなく日々の習慣。京都で330年続く窯元に生まれた著者が伝える全49の習慣は、お金も時間もかけず今日から簡単にできることばかりです。そこには、豊かな五島の地で暮らす皆さんが当たり前に実践されていることも数多くありました。この町で島民さんの感性の豊かさにたびたび驚かされるのは、そういうことだったのかと納得。自分らしい価値観を持ち、日々を心地よく生きたい人におすすめの一冊です。
こちらの本は市立図書館で借りられます。
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