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私が選ぶとっておきの一冊ーRecommended Bookー

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長崎県五島市

■五島市に暮らすいろんな人のオススメ本を紹介するコーナー
私が選ぶとっておきの一冊ーRecommended Bookー

▼11冊目
主婦/雑誌編集者 松田陽子(まつだようこ)さん
長崎市出身。結婚後、夫の都合で長崎県内の各地に転勤。パン屋や花屋、動物病院で働くなど様々な職業を経験しました。五島への移住は3年前。現在は11月に発刊する「GOTO PAPER」(五島で暮らしている『人』に焦点をあて、仕事や生活スタイルを紹介する年間誌)の編集を担当する一員に。五島にいる様々な方に取材をし、記事原稿やレイアウト、写真の説明文などの作成をしています。
今回紹介する雑誌「nice things.」との出会いは夫が購読していたことから。手に取ってみると、こだわりを感じるちょっとザラザラした紙質。ページをめくると、自然光のみで撮影された写真と詩的な文章から情景が浮かんでくるようでした。以来ずっと手元に置いており、今でも時々読み返しています。

○松田さんのとっておき
日々の生活の中、何か1つ思い入れのあるものが加わることで新鮮に感じた経験はありませんか?
質のよいものは、触ってみるとわかることがあります。「nice things.」は紙質にもこだわって製作されていますので、ぜひ手にとって頂けたらと思います。

○nice things.
情景編集舎/発行
東京にあった「nice things.」の編集部が五島市富江の私設図書館「さんごさん」に移転したのは令和5年5月のことで、編集長の谷合貢さんは富江出身の方です。
季刊誌なのですが雑誌としては異例で広告が入っていません。それは読者のみに向けて編集している姿勢から。情報よりも情緒を大切に伝えたいという思いで丁寧に作られている本です。バックナンバーを遡ってみても古い印象を与えないので、画期的な雑誌だと思います。
「nice things.」は「人・仕事・生活」に焦点をあて、全国へ取材へ出かけます。「誰かの生き方が、気づきになるような、ライフスタイルに、心地いい刺激を感じるような、媒体でありたい」という編集長の思いが伝わります。

こちらの本は市立図書館で借りられます。

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