■五島市に暮らすいろんな人のオススメ本を紹介するコーナー
私が選ぶとっておきの一冊ーRecommended Bookー
▼6冊目
五島市ふるさと大使/シンガーソングライター 龍崎鬼一朗(りゅうざききいちろう)さん
栄町出身で、五島高校を卒業後、佐世保の県立大学に進学。大学時代からストリートライブなどを行い、さまざまな音楽コンテストで好成績を収めました。大学卒業後もアルバイトをしながら下積みを重ね、25歳の時にプロデビュー。翌年には着うたサイトで全国1位を獲得し、平成28年には現在のPayPayドームでプロ野球の試合前に行われる国歌独唱を務めました。また、五島市ふるさと大使として積極的に五島市のPRを行っており、夕やけマラソンや夏祭りなどの五島の大きなイベントでも熱いメッセージを込めた歌を披露するなど、市内外で活躍中です。
令和4年5月からは五島初のラジオ局「goto FM」のメインパーソナリティに。五島市のお天気情報やトピックス、イベント情報、リスナーからのメール紹介など、多様な情報を発信しています。
現在は九州を活動拠点にしており、昨年10月には岐宿中学校の音楽祭にゲスト出演し共に合唱するなど、地域に根差した取組を行っています。「人とのご縁を大切に、諦めずに努力を続けてたら必ず道は拓けるよ。一緒にぎばろう」というメッセージを五島の若い人に伝えていきたい」と話します。
○龍崎さんのとっておき
岡本太郎という人間、エネルギーやパッションがこれでもかと詰まっている本です。表現者を目指す人だけでなく、自分が嫌いだ、自分には夢がない、才能がないと思っている人に読んでほしい一冊です。
○自分の中に毒を持て
岡本太郎/著(青春文庫)
軽い気持ちでページをめくると、ガツンとげんのめ(五島弁で拳骨)を喰らわされた気持ちになりますのでご注意ください。しかし、その時にできる心のたんこぶはあなたがこれから生きていく上での新たなエネルギーになること間違いなしと思います。
激しくも熱く血の通った岡本太郎の言葉に最初は戸惑うこともあるかと思いますが、生きること、貫くこと、自分自身と闘うこと、人間とは、愛とは等々、いろんな自分に出会わせてくれます。生きるパッションがマグマのように湧いてきます。岡本太郎に負けないくらい我々も「生きましょう」。
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