■五島市に暮らすいろんな人のオススメ本を紹介するコーナー
私が選ぶとっておきの一冊ーRecommended Bookー
▼9冊目
マルチワーカー 大山愛由美(おおやまあゆみ)さん
○大山さんの紹介
浜町黒蔵出身。2人の子どもの育児をしながら、公民館講座「蜜蝋ラップ作り」の講師やカフェの店員、手相占いなどマルチに働いています。
マルチワークを始めたきっかけは、かりゆし三線クラブにたまたま参加したことから。カフェの店長だったり、公民館講座を開講する人だったり、多種多様な仕事をしている人たちがクラブに参加しており、自分もやってみようと思ったことからでした。蜜蝋ラップ作り講座の講師として働き始めたのもその関わりから。約半年前、前任の方から引き継ぎ、現在は富江と三井楽で開講しています。さまざまな人との出会いが今の趣味や仕事につながっているので、一つひとつの出会いを大切にするように心がけています。
○大山さんのとっておき
生きていく中で、あの人は自分より頭が良くていいな、容姿端麗で良いな、と自分と相手の違いに悩んだり、羨ましく思う事があったり、自分に自信が持てない時、日常生活がうまくいかない時があるかもしれません。そんな時は「アルジャーノンに花束を」を読んでみたら、人生において大切なのは、容姿でも学歴でもない。人間性だということを教えてくれます。
○アルジャーノンに花束を
ダニエル・キイス/著(早川書房)
主人公であるチャーリーは、ニューヨークのベーカリーで働いている知的障がいのある32歳の男性です。チャーリーは優しい心の持ち主で、周りから親しまれていました。周りの従業員たちはなぜかいつも笑っていて、その笑顔を見てチャーリーは自分も幸せな日々を送っていました。チャーリーは医師と出会い、知的指数を上げる手術を受ける機会を得ます…。
チャーリーは幸せになれたのでしょうか。自分にとっての幸せって何なのか。世間における人の存在意義とは何なのかということを考えさせられる一冊です。
※こちらの本は市立図書館で借りられます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>