■結集‼みんなの力で五島を豊かに(感謝を込めて)その1
平成24年、市民の皆様のご信任を賜わり市長に就任して3期12年が経過しました。
様々な課題が山積する中で、これを市役所だけで解決することは出来ません。「市民の力」「国・県の力」「政治の力」を結集して五島市を豊かにしたいとの思いから、私のスローガンは、一貫して「結集!!みんなの力で五島を豊かに」でした。皆様には、この12年間、それぞれの力を結集していただきました。今月号と来月号で2回にわけてご紹介します。
☆市民の力を結集する
大浜のごみ焼却場建設に当たっては、これまでの経過もあり、地域の方々から厳しいご意見をいただきました。地域の皆様には、大変ご苦労をお掛けしました。最終的には関係する全ての町内会と公害防止協定を結び、施設運営にご協力いただくことができました。
浮体式洋上風力発電・潮流発電は、漁業関係者、椛島、崎山、奈留島の皆様のご理解・ご協力により実証・実用化が進んでいます。お陰様で、五島市は海洋エネルギーの先進地として、国内外から注目されています。また、商工会議所や事業者の皆様による市民電力、五島版RE100の取組も五島市のゼロカーボンシティの実現に大きく貢献しています。
修学旅行の誘致拡大に向け、民泊を含む体験型観光を展開しました。市民の皆様による民泊登録件数は一時160件を超え、令和元年には35校、5,337人の修学旅行を受け入れました。
平成28年度から、久賀、奈留で「しま留学」を始めました。平成30年度からは、県と連携して、五島南高校、奈留高校で「離島留学」が開始され、地域の皆様には、「しま親」として、島外の児童・生徒を受け入れていただいています。
世界遺産登録、日本ジオパーク認定については、関係者の皆様の積極的な取組とご協力があって、苦労の末、やっと勝ち取ることができました。
五島市最大の課題として取り組んでいる人口減少対策では雇用機会拡充が、市民の皆様の取組によりこの7年間で261件の事業が展開され、638人の雇用が生まれました。UIターンの促進では、市民の皆様に空き家を登録していただき、移住者は平成30年度から6年連続で200人を超えました。
地域のボランティアの皆様により進められている地域ミニ・デイサービスは、42か所で約700人の高齢者に利用いただいており、介護予防として大きな効果を現しています。
バラモンキング・夕やけマラソン・つばきマラソンなどの各種イベントでは、町内会、消防団、婦人会、中高生など市民総出で取り組んでいただきました。
まだまだ、ご紹介したい結集は数えきれないほどありますが、市民の皆様、本当にありがとうございました。(9月号に続きます。)
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