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自治体の皆さまへ

五島を護(まも)り、未来を護る 五島市長 出口太

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長崎県五島市

■はじめに
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆さまには、健やかに新年を迎えられたことと存じます。
昨年、私は「五島をまもる‼」をスローガンに市長選挙に出馬し、皆さまの温かいご支援を賜り、市長に就任いたしました。それから、4か月が経とうとしております。この間、市内外で多くの方とお会いし、ふるさと五島への熱い思いや温かい励ましの言葉に元気をいただきました。皆さまから「五島に生まれてきて良かった」「五島でまた暮らしたい」と思っていただけるよう、五島市の発展に全力を尽くしてまいりますので、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

■有人国境離島法延長に向けて
有人国境離島法は、航路・航空路の運賃低廉化や農水産物を本土に輸送する際のコストへの支援など、国境離島に住む私たちにとって無くてはならないものです。
しかし、この法律は令和9年3月末までの時限立法で、ずっと続くものではありません。
五島市での皆さまの暮らしを護るため、本県選出の国会議員や県議会議員、市議会議員、関係自治体並びに市民の皆さまのご協力をいただきながら、制度の拡充なども併せ、しっかりと有人国境離島法の改正・延長に向け取り組んでまいります。

■観光の振興
令和4年1月、五島列島(下五島エリア)は、念願の日本ジオパークに認定されました。
日本ジオパークには、活動の進捗状況を確認し、質の向上を図るため、4年に一度再認定審査があり、本年がその年にあたります。
活動の拠点である鐙瀬ビジターセンターを一昨年にリニューアルし、地域の皆さまの取組も増えるなど、活動内容が充実してきています。再認定されるよう、市民の皆さまの協力をいただきながら万全の態勢で挑んでまいります。
平成27年に日本遺産に認定された「国境の島 壱岐・対馬・五島〜古代からの架け橋〜」は昨年認定更新の時期を迎え、審査の結果、認定継続となり、今年、認定10周年を迎えます。
また、本年3月16日に、西海国立公園が指定70周年を迎えます。
国立公園は、次の世代も、私たちと同じ感動を味わい楽しむことができるよう、優れた自然を守り、後世に伝えていくために国が指定するものです。西海国立公園には、嵯峨島や、鬼岳、大瀬崎など、五島市内の代表的な景勝地の多くが含まれています。
世界文化遺産、日本遺産、日本ジオパーク、西海国立公園といった多様で貴重な地域資源を次の世代のため、これからも護り続けてまいります。
五島市はテレビドラマや映画のロケ地として露出が増え、それが追い風となり、コロナ禍で落ち込んだ観光客数も回復傾向にあります。
加えて、1月10日に公開される劇映画「孤独のグルメ」においても舞台のひとつとして、五島市が登場するなど、露出が続いております。
これを好機ととらえ、関係者や地域の皆さまと連携し、観光資源に磨きをかけ、さらなる観光の振興を行ってまいります。

■全国椿サミット五島大会
本年2月22、23日に、「第35回全国椿サミット五島大会」が開催されます。
この大会は、年に一度、椿を自治体の花木に指定している市町村において、椿の魅力を再確認して椿による地元振興のために行われるものです。五島市では平成17年以来、20年ぶり2度目の開催となります。全国から、椿の愛好家や自治体の関係者などが五島市にたくさんいらっしゃいます。
大会では、記念講演やパネルディスカッション、各種展示や特産品の販売などが行われます。
五島市の地域資源である椿を活用し、五島の魅力を全国に発信する絶好の機会です。「Go to 五島!椿の島で会いましょう!」という大会テーマのもと、大会を成功させるとともに、「椿の島・五島」の認知度向上を図ってまいります。
なお、期間中、市民の皆さまも参加可能な椿に関する様々なイベントを予定しておりますので、ぜひご来場・ご参加していただきますようよろしくお願いいたします。

結びに、今年が皆さまにとって希望に満ちた幸多い年となりますよう心よりご祈念申し上げまして、年頭にあたっての挨拶といたします。

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