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市長コラム「五島を護(まも)る!」

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長崎県五島市

■「椿(玉之浦)」
全国椿サミットが、2月22日(土)から23日(日)にかけて20年ぶりに五島市で開催されます。五島市が世界に誇る幻の椿『玉之浦』をはじめ、五島で椿を一目見ようと、たくさんの椿愛好家が来島します。
サミット初日は、福江文化会館にて記念講演やパネルディスカッションなどを開催します。また、各種展示や特産品などの販売も行いますので、市民の皆さまもご来場いただけたらと思います。
さて、全国椿サミットですが、五島市のどの部署が担当しているか、ご存じでしょうか。
五島市の条例や規則の中に、五島市組織規則があります。この規則で、産業振興部農林課椿・森林班の業務の一つとして「国際ツバキ会議・全国椿サミットに関すること」が記載されています。
「もっと目立つ部署名にしてもいいのではないか」と心の中で思いました。
全国の市町には、ユニークな名称の課があります。福岡県福津市の「うみがめ課」、山梨県富士吉田市の「富士山課」、兵庫県丹波市の「恐竜課」、長崎県新上五島町の「五島うどん課」などです。五島市も、例えば、「五島椿課」があってもいいのかもしれませんね。皆さまは、どう思われますか。
話を戻して、『玉之浦』は、昭和22年に玉之浦町の山(父ケ岳)で、炭焼を生業としていた有川作五郎さんが見つけました。
令和6年12月、『玉之浦』が発見された場所を訪れてみました。道中には、炭焼き窯の跡もありました。残念ながら有川さんが見つけた原木は、枝や根が切られたため枯れ、今はもうありません。代わりに「世界の銘椿(めいちん) 玉之浦原生地点」と書かれた記念碑が立っています。
『玉之浦』は、五島椿園(上崎山町)など市内各所で見ることができます。この五島椿園を含む五島椿森林公園は、平成22年に国際ツバキ協会から国際優秀椿園に認定されています。そして、五島市は世界三大オイルの一つ、椿油(カメリアオイル)の日本有数の生産地です。
赤い花びらを白く縁取った『玉之浦』に代表される五島市の椿も、私が護(まも)るべきものの一つです。

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