~南島原市の豊かな自然と食と農を未来へ繋ぐために~
南島原市は、令和5年3月29日に有機農業の推進に取り組む決意表明として、県内で初めて『オーガニックビレッジ』を宣言しました。
今後は、令和4年度に設立した「南島原オーガニック協議会」を中心に推進活動に取り組んでいきます。
令和5年3月29日 南島原市長 松本政博
▽オーガニックビレッジとは
国が策定したみどりの食料システム戦略の目標達成に向けて、有機農業の推進を地域一体となって取り組むことを表明した自治体のことで、令和4年10月1日現在で全国54地区(55市町村)が取り組んでいます。
■1.みどりの食料システム戦略について
農林水産業の環境負荷軽減と生産力向上の両立を目指し、農林水産省が令和3年5月に策定しました。
これにより2050年までに達成すべき目標として、「有機農業の取り組み面積を全農地の25%(100万ヘクタール)に拡大する」「化学農薬使用量(リスク換算)を50%低減」などを掲げています。
■2.有機農業について
化学肥料や化学農薬を使用しない生産方法であり、生物多様性や二酸化炭素削減に効果がある環境に優しい農業として注目されています。
しかし、化学肥料や化学農薬を使用しないため、病害虫や天候の影響を受けやすく、除草作業などにも手間がかかります。
本市では、約50年前から有機農業に取り組んでおり、ばれいしょや玉ねぎ、にんじんなどが生産されています。
■3.南島原オーガニック協議会について
本市の有機農業を推進するために令和4年7月に設立され、地域の生産者や各事業者などが参加しています。
■4.本市における主な取り組み方針
▽生産分野
・生産基盤の強化や人材育成
・地域循環型農業
・有機JAS認証取得の拡大
▽消費・流通分野
・販路拡大
・消費者への理解促進
・有機農産物を利用した加工品の開発
▽食育分野
・有機給食の実施
・生産者との交流や授業への参加
問合せ:農林課(有家庁舎)
【電話】73-6661
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