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南島原市国際交流員 エマのParola(パローラ)

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長崎県南島原市

※Parolaは「言葉または保証」という意味

■えっ!何の音!?外国人でもビビる説
日本では、外国人は怖がらずに何でもできるというイメージがありますが、実はビビる事がかなり多いです。
今回、夏の怖い話についてコラムを書こうと思い、県内のALT(外国語指導助手)に日本でのホラーストーリーを聞きました。しかし、出た話は意外と現実的過ぎて、皆さんも驚くと思います。

外国の家はほとんど全部石造ですし、壁が厚いので、風が吹いても、なかなか音がしません。しかし、木造の日本の家は、昼と夜の温度差で真夜中にかなりうるさくなることもあります。特に、あるALTの家の階段は、まるで誰かがゆっくりと階段を上っているかのように、定期的に足音のような音がします。最初の一カ月は恐怖で全く寝られなかったそうです。
皆さんはおそらく、何か不思議な物を見る時に、少し呆けたような笑顔をしながら、横に頭を傾けると思います。しかし、この可愛いらしい動作は、見慣れていない外国人には怖く見えることもあります。他のALTが大雨の日に車で交差点の信号で止まっていたら、その動作をしている中学生たちを見かけました。しかし、雨でぬれたガラスのせいであろうか、子供たちの首が変な角度に曲がっている人形に見えていたそうです。おそらく、中学生たちはただ運転している外国人に驚いていただけですが、その景色で可哀想なALTの心臓が数秒止まりました。
そして、一番多く挙げられた話は、意外と日本の業者などに電話する時の話です。居酒屋の予約であろうが、病院の診察であろうが、何回も電話したことがあっても、いつも聞きなれない表現が出てきます。よく、何か電話をする前に、友達の外国人はロールプレイ練習をお願いしに来ます。そこで「え、待って、セイネンガッピ(生年月日)!?」や「なぜニン(人)はメイ(名)になった!?」という風に驚いてしまう。普段から喋る日本語も恐ろしい言語です。

このように、たまに見た目が怖くても、外国人はなんともないことで怖がってしまいます。私もたまに、仕事のストレスを発散するために、夜の暗闇を散歩することもあります。もし、道に浮いている光が見えれば、それはおそらく私のスマホのライトですので、「エマ!」と声をかけてみてください。返事がなければ、おそらく狐火ですので、気を付けてください。

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