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南島原市国際交流員エマのParola(パローラ)

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長崎県南島原市

※Parolaは「言葉または保証」という意味

■厄年に対してのイタリア人の対策(龍が如くか、、、?)
あけましておめでとうございます!
いよいよ2024年が始まりました。元気いっぱいで新年に一歩を踏み出しましょう!皆さんはもう抱負を決めましたか?今年は辰年ですので、出世と隆盛ができるそうです、、、と言いたいですが、私のイタリア人の心に暗い影が伸びてきています。

なぜかというと、ローマ時代からイタリア人にとって、2024年のように“閏年(うるうどし)は厄年”だと思われています。しかも、イタリア文化の龍と言えば、ドラゴンという恐ろしい動物のイメージしか思いつきません。
そして、イタリア人からすると2024年を恐れる理由はすでにいっぱいありますが、辰年に自分の出世を誇らしく思うことはイタリアにとって大変避けるべき事だと思われています。
子どもの時から「Chi si loda s’imbroda(キシローダシンブローダ)」(自分の出世を誇らしく思う人はスープにされる、つまりひどい目に逢う)と教えられますので、龍のように栄光のイメージは悩ましくしか感じません。なんてすごく大変な偶然、、、
しかし、こんな状況だからと言って、栄光を目指すのを諦めるわけにはいけません。そんな状況と戦う時に、自分の能力について謙遜しながらコツコツと頑張るのが対策だと言われています。つまり、自分の才能や能力を過大評価せずに、前もって真面目に仕事するのが鍵です。計画を立てる時も、自分の能力と余裕もよく考慮し、大き過ぎる夢を見ない方がいいかもしれません。そして、こんな厄年被りに奇跡を期待するのがよくないと思って、自力で出した成果を静かな微笑みで迎えましょう。もしかして、自分の事をゆっくりと池に泳ぐ鯉だと思ったら、いつの間にか空に昇る龍になれるかもしれません。

私はないものねだりせずに、今年もカチャカチャと企画やイベントをする予定ですが、皆さんは今年をどの気分で過ごしますか?もし街並みに風で昇る龍の如く乱れ動く髪の毛を見かけたら、「エマ!」と声をかけて、ぜひ教えてください!
今年もよろしくお願いします!

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