平成26年にオープンした有馬キリシタン遺産記念館は、今年4月で10周年を迎えました。当館では、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産である原城跡のガイダンス施設として、島原・天草一揆を中心に南島原におけるキリシタンの歴史を分かりやすく常設展や企画展などで展示しています。
開館以来、日本国内だけでなく世界中から多くのお客様にご来館いただき、平成28年には来館者5万人、令和元年には来館者10万人を達成しました。来館者15万人まであと少しです(5月時点で約14万3千人)。
見学者は観光客だけではなく、市内の小・中学生が郷土学習の一環として見学に訪れます。また、学びの場としてだけではなく、平和への願い、信仰の自由の大切さを考える場として、修学旅行で訪れる学校もあります。
「原城跡って何もなかもん」と考えている人もいらっしゃると思います。その通り、あの場所に建物は残っていません。では、なぜ原城跡は徹底的に破壊されてしまったのか、そもそもなぜ島原・天草一揆は起こったのか。「そういえば“何もない理由”が分からない…!」という人は、ぜひ入館料無料の期間中に見学にお越しください。歴史が苦手な人もご心配なさらず!スタッフが分かりやすく説明します。(要予約)
これからも、有馬キリシタン遺産記念館をよろしくお願いします!
■施設情報
観覧時間:午前9時~午後6時
休館日:木曜日・年末年始(12/29~1/3)
料金:
・一般…300円
・高校生…200円
・小・中学生…150円
入館料無料期間:6月1日(土)~令和6年9月1日(日)
※以下のチケット(本紙参照)を切り取り、入館時にご提示ください。
■令和6年度イベントスケジュール
▽7月3日(水)まで
企画展「原城跡発掘調査速報展」(詳細は(本紙)P3)
▽7月19日(金)~8月28日(水)
企画展「原城跡を歩いた人びと-紀行文と古写真展-」
▽10月
ワークショップ「ミニ活版印刷機でグリーティングカードを作ろう」
※詳細は広報紙や市公式LINE、SNSなどでお知らせします。
▽11月~12月
館内クリスマスイルミネーション
▽令和7年1月
開運くじ引き
ミニミニ企画展「原城跡、干支セトラ展」
▽2月~3月
南島原市×西南学院大学博物館連携特別展
※詳細は1月号広報紙でお知らせします。
問合せ:
有馬キリシタン遺産記念館【電話】85-3217
世界遺産推進室(南有馬庁舎)【電話】73-6706
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