■大正12年8月生まれ 植村(うえむら)リクヱ(え)さん(郷ノ浦町)
ご自宅にて、ご家族に囲まれてのお祝いとなりました。
香川県で6人兄弟の4番目としてお生まれになり、女学校卒業後は郵便局に勤められたそうです。その後、満州鉄道社員に応募し牡丹江の秘書課でタイピストとして勤めたとのことでした。満州時代、友人が亡くなり、遺骨を運ぶために壱岐へ来られて数年後に壱岐で出会った方とご結婚され、1人の子宝に恵まれました。リクヱさんは「戦争は負の遺産だけでない。戦争がもたらす出会いもある。」と語っていました。今でもウクライナへの募金を行うなど、自らの戦争体験を後世へつなぐ活動を行っているそうです。
また、リクヱさんは社交的な性格で、旅行や話すことが好きとのことで、手が器用なこともあり、現在は木目込み人形作りや書を書くことにはまっているそうです。リクヱさんの最新の書には「植村100才まで生きて生きて生き生き抜くぞ(2017年2月)」と記されていました。
長寿の秘訣は「くよくよしないこと」「前向きでいること」とのことでした。
リクヱさん、これからも元気に長生きしてください。
■大正12年9月生まれ 末永 満代(すえなが みつよ)さん(芦辺町)
ご自宅にて、ご家族に囲まれてのお祝いとなりました。
芦辺町湯岳で4人兄弟の2番目としてお生まれになり、卒業後は葉タバコ栽培や稲作などの農業や牛のお世話をされていたとのことでした。20歳頃にご結婚され、3人の子宝に恵まれました。満代さんは体を動かすことが好きで、剪定や草刈りなど庭の手入れをよくされていたそうです。また、菊の花を育て、売ったりもしていたそうです。
現在一人暮らしをされていますが、近所の方々の温かい声掛けがとても支えになっているとのことでした。
満代さん、これからも元気に長生きしてください。
■大正12年9月生まれ 齊藤(さいとう)アイコさん(郷ノ浦町)
特別養護老人ホーム光の苑にて、スタッフに囲まれてのお祝いとなりました。
佐世保市でお生まれになり、尋常高等小学校卒業後、20歳頃にご結婚され、2男2女の子宝に恵まれたとのことでした。旦那さんの故郷である壱岐に来て、初めての農業をしながら4人の子育てをされたそうです。
趣味は、生け花や読書、裁縫、編み物で、子供たちの着物や服・セーターをよく作られていたそうです。
アイコさんの気丈な性格が長寿に繋がっているとのことでした。
アイコさん、これからも元気に長生きしてください。
■大正12年9月生まれ 小山(こやま)ミカヨさん(芦辺町)
特別養護老人ホーム壱岐のこころにて、スタッフやご家族に囲まれてのお祝いとなりました。
芦辺町諸吉で5人兄弟の次女としてお生まれになり、卒業後は篠﨑酒屋で勤められ、その後は家で農業をされていたそうです。牛を使っての農作業が特に大変だったとのことでした。26歳頃にご結婚され、3人の子宝に恵まれましたが、早くに夫を亡くし一人で家事を行ってこられました。ミカヨさんは読書が好きで、新聞や回覧板で回ってくる「家の光」などを読まれていたそうです。
長寿の秘訣は、好き嫌いなく食べることや体を動かすこととのことでした。
ミカヨさん、これからも元気に長生きしてください。
問合せ:市民福祉課 地域福祉班
【電話】48-1116
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