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市長コラム

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長崎県壱岐市

■防災対策による災害に強いまちづくり
本市が最も輝く季節である夏本番を前に、今年も梅雨の季節がやってきました。
近年、地球温暖化が原因とされる猛烈な豪雨や暴風による自然災害が全国各地で頻発しており、本市においても、平成29年6月から7月にかけて、立て続けに、50年に1度と言われる2度の豪雨、令和2年9月には、今までに経験したことの無い強さの台風10号の接近により、市内で26箇所の避難所を開設、最大1,199世帯、2,225人の方が避難され、さらには、昨年7月18日から19日にかけて、線状降水帯の発生により24時間雨量が200ミリを超える豪雨に見舞われました。
幸いにして人的被害は発生しておりませんが、これらの災害により、市内各所の公共土木施設、農地・農業用施設等に甚大な被害を受けております。このことにより、自然の脅威を痛感するとともに、防災体制の確立のためには、事前の対策はもとより、災害発生時の組織体制の構築、消防団及び関係機関等との連携、自主防災組織の強化等が極めて重要であると再認識したところであります。
本年11月には、地震等の大規模な自然災害を想定し、情報伝達から被災した住民の避難誘導などを行う、壱岐市防災訓練を予定しております。これまでは、2年に1度実施しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期を余儀なくされており、4年ぶりの実施となります。本訓練では、国、県等の公的機関・団体、壱岐市消防団に加え、自治公民館、自主防災組織、さらには地元企業の皆様にご協力をいただき、実践的な訓練を行う予定としております。このことは、行政及び関係機関のみならず、壱岐市全体で市民皆様の生命を守るという強い思いの表れであり、防災体制のさらなる強化並びに災害による被害を最小限に食い止めることに繋がっていくものであると捉えております。
今後も、「危機管理は行政の最大の責務」を念頭に、各種災害に迅速に対応するため、関係機関・団体等との連携体制をより強固なものとし、市民皆様の安全・安心を最優先として、災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。
※このコラムは令和5年5月17日現在です。数値や状況等は変わることがありますことをご了承願います。

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