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〔特集〕壱岐のケアニンネットワーク オンライン座談会(1)

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長崎県壱岐市

長崎県事業・壱岐圏域介護人材育成確保対策地域連絡協議会

■壱岐のケアニンネットワークとは?
平成29年度から、長崎県主導により県内8圏域において、介護人材の育成確保に積極的に取り組む介護事業所や関係団体・機関がネットワークを構築し、情報や課題の共有、問題解決にむけた対応策の検討、地域における研修・相談の体制づくり等を目的とした地域連絡協議会がスタートしました。
壱岐圏域においては、介護事業所をはじめ、中高校、ハローワーク、行政等が参画する壱岐圏域介護人材育成確保対策地域連絡協議会(愛称:壱岐のケアニンネットワーク)による様々な企画・運営を行っています。
今回の企画では、壱岐市内介護事業所等から集ったヤング介護職員により構成される、「チーム・壱岐のケアニン」メンバーが、昨年度の活動を振り返るとともに、壱岐の介護の未来を熱く語ります。

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■座談会メンバー(所属等)
草野 仁…介護老人保健施設光風
桝崎 真吾…特別養護老人ホーム光の苑
西口 優作…特別養護老人ホーム光の苑
牟田 剛…壱岐市社会福祉協議会
山本 恵太…壱岐のケアニンOB
林 大雄…グループホーム壱岐の郷/副会長
鬼塚 裕司…当協議会会長

■介護のしごと基礎講座
鬼塚)我々の活動の中核をなすのが、介護のしごと基礎講座です。小・中・高校の児童生徒、教員、保護者を対象に、チーム・壱岐のケアニンメンバーが学校を訪問し、福祉・介護に関すること、介護の仕事の魅力ややりがいを直接伝えることができる絶好の機会と言えます。
西口)昨年度の八幡小学校4年生の基礎講座が自分にとって初めての講座で、ものすごく緊張しました!
林)小道具(写真右)の工夫がすごく良かったよ。
西口)四年生の彼らにどうしたら伝わるのか?苦心しました。反応がリアルに返ってくるのが勉強になりました!
林)勝本小学校も4年生の講座でした。何より嬉しかったのは、2年前に受講した(当時4年生だった)6年生が「壱岐のケアニン!」と覚えていてくれて、本当にこの活動をやってて良かったなと。彼らが進路を考える時に、1人でも「介護」を想い出してくれたら、我々の努力も報われます。
牟田)まだ基礎講座に参加したことがないし、人前で話すのは苦手ですが、そのような体験談を聞くと、是非参加してみたいと感じます。
桝崎)今のプログラムは、キットを使った高齢者体験など、主として介護を受ける立場の構成になっていますが、例えばキッザニアのように介護士になりきれるような体験プログラムも、今後は企画していきましょうよ!
全員)それ、イイね!

■地域支え研究会
鬼塚)壱岐市におけるSDGs推進の仕組みであるまちづくり協議会と連携することで、社会福祉・介護分野等の地域課題解決に寄与することが、我々の活動周知につながり、地域に潜在する人財の発掘も期待できます。
昨年度は、鯨伏まち協との共催で「健康習慣・認知症予防教室」を開催しました。
草野)地域の方々との触れ合いは、普段なかなか出来ない貴重な機会となりました。
日常は施設の中にいる我々の顔を見ていただければ、それだけでも壱岐の介護を理解してもらえるのかなと。
西口)介護のプロとして、我々特有の強みを活かして地域に貢献する機会ともなります。
林)潜在的な介護人財発掘につながることも期待できますしね。少しでも介護に興味のあるそこのあなた!お待ちしております。

■ウェビナー(ハイブリッド研修会)
鬼塚)壱岐市内全ての介護施設・事業所職員及び介護に関心のある一般市民を対象に、会場とオンラインのハイブリッド研修会・通称ウェビナーを行い、より良い職場環境づくり、さらに現場の介護職員のネットワークづくりと継続学習の機会として、知識・技能向上及びモチベーションアップにつなげます。
林)昨年秋に開催した「クラスター発生!介護現場の実際」(写真下)は、壱岐のケアニンウェビナー史上最高の50人超のご参加をいただきました。
西口)介護現場の皆が知りたいテーマだったからでしょうね。私は、講師にその場で質問したことを翌日から即活用させていただきました!
桝崎)講師がおっしゃった「クラスター発生時にまず職員の心理状態を最優先に考えた」ということが、大きく響きましたね。
草野)それぞれの施設の実際の取り組みを聞けたことが、やはり貴重でした。
林)この受講をきっかけに、我々の職場も感染対策を一から見直しましたよ。
山本)自分自身、現場にいた時からすると、感染対策への関心は薄れてしまったように思います。今後、感染症法上の位置付けが5類に変化しても、壱岐のケアニンから発進し続けていく意義があるのではないでしょうか?
鬼塚)なるほど!アフターコロナ時代になろうとも、介護現場の感染対策が緩むことはないだろうし、現場の関心も高いままのはず。さらに、コロナ禍の闘いを検証する必要性もあるね。
ならば、今年度の研修会のテーマを一本に絞って、「シリーズ・Withコロナ」に取り組むってのはどうだろう?早速、役員会と協議会に諮ってみることにするよ!

※写真は本紙をご覧ください。

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