広報いき読者の皆様の壱岐への愛着心を醸成することを目的に、平成22年度から27年度までに実施された「壱岐学検定」の問題を出題します。
Q:大正の末から昭和の初期にかけて、壱岐の教育の近代化推進のために、私財を投じて尽力した人は誰でしょうか?
(1)熊本 利平(くまもと りへい)
(2)松永 安左エ門(まつなが やすざえもん)
(3)品川 鉄摩(しながわ てつま)
(4)眞鍋 儀十(まなべ ぎじゅう)
A:(1)熊本 利平(くまもと りへい)
熊本利平氏は大正13年、成城学園長澤柳政太郎(さわやなぎまさたろう)氏の尽力を得て、5月4日から6日までにかけ、アメリカからヘレン・パーカスト女史を盈科小学校に迎え、壱岐の小学校教師を対象に新教育法(ダルトンプラン)の講習会を開いて導入をはかり、翌々年の大正15年には、郡内の小学校長6名を新教育視察のため、私費を投じて渡米させました。
このような経緯があり、大正の末から昭和の初期にかけて壱岐は「教育王国」とよばれる一時期もあったそうです。
その他にも石田小学校講堂の建築・寄贈など郷土の発展に多大な貢献をした人物です。
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