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自治体の皆さまへ

〔特集〕新年のご挨拶(2)

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長崎県壱岐市

■結婚・子育て支援・健康づくりについて
少子化の進行は極めて深刻であり、その大きな要因には未婚化や晩婚化による出生数の減少があることから、結婚を望む独身者の婚活を支援するとともに、結婚新生活支援、成婚奨励等、結婚の希望を叶えるための施策に取り組んでおります。
妊娠・出産・子育てについては、児童福祉と母子保健の両機能を統合した「こども家庭センター いきいろ」を昨年4月に開設し、全ての妊産婦、子育て世帯、子どもへ、一体的できめ細やかな支援を実施しております。
健康づくりについては、市民皆様が健やかで心豊かな生活を送ることができる社会の実現を目指すため、各種健(検)診、相談、健康教室を引き続き実施するとともに、積極的に地域へ出向きながら、新しい形の健康づくりと、健康寿命の延伸を目指してまいります。

■防災対策について
いつ、どこで発生するか予測ができず、複雑多様化、大規模化する自然災害は、国内各地で大きな被害をもたらしており、昨年7月の大雨では土砂崩れによる道路や農地の被害が発生しております。
「危機管理は行政の最大の責務」を念頭に、今後も、関係機関と十分な連携を図り、防災対策に取り組んでまいりますので、日頃の備えや自主防災組織での取組など、自助、共助へのご理解とご協力をお願いします。

■SDGsの取組について
本市が、2018年6月にSDGs未来都市に選定されて5年が経過しました。「SDGs」という言葉自体は、耳馴染みになってきましたが、裏腹に世界では戦争や紛争が絶えず、飢餓や貧困も改善が見込める状況とは言えません。気候変動の脅威はますます深刻なものとなり、「地球沸騰化」の段階であるとも言われています。SDGsの期限である2030年まで7年。残された時間が決して多くない中で、私たちに何ができるのか、今一度考える必要があります。市においては、昨年、SDGsの環境・社会・経済の3側面のうち、経済面の取組として、SDGs登録・認定制度を創設しました。この制度により、市内事業者皆様のSDGs達成につながる取組の「見える化」を図り、その取組の輪が市内に広がっていくことを期待しております。事業者皆様のSDGs登録・認定制度への参加をお待ちしております。
このほかにも、環境面での、2050年地域脱炭素の実現に向けた再生可能エネルギーの導入拡大を図る取組、社会面での、DX等を活用した市が目指す対話型社会の深化を図る取組などを進めるとともに、本市独自の小・中・高校生を対象とした段階的なSDGs教育プログラムを継続し、市の将来を担う人材の育成にも注力してまいります。

■企業誘致について
東京に本社を置く大手保険代理店である株式会社NHS(エヌエイチエス)様の壱岐コールセンターが昨年2月に開所し、計画を超える雇用が生まれております。本市の新たな雇用の場として定着することはもとより、さらなる関係人口の拡大及び地域経済の活性化を期待しております。

■ふるさと納税について
ふるさと納税については、壱岐出身の皆様をはじめ本市を応援していただける全国の方々から寄附をいただいており、本市の貴重な自主財源となっております。近年、自治体間競争が激化しておりますので、一層の効果的な情報発信に努めるとともに、壱岐ならではの魅力的な返礼品開発により差別化を図ってまいります。
また、企業版ふるさと納税については、令和5年度は過去最多となる5社から計2千万円を超えるご寄附をいただいております。企業版ふるさと納税制度は、財源の確保だけではなく関係人口創出や人材確保等、有益な制度でありますので、引き続き積極的に推進してまいります。

この他、市民皆様の暮らしの向上に資する各施策に全力で取り組んでいるところであり、新たな世代に「住み続けられる壱岐」を継承していくため、「誰一人取り残さない協働のまちづくり」を、市民皆様とともに築いてまいります。
結びに、この1年が皆様にとりまして幸多き素晴らしい年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

●今年は辰年です!
「辰」は十二支の中で最も縁起の良い干支と言われており、様々な願いを叶えてくれるだけでなく、あらゆる物事をいい方向へ導いてくれる力があるとされています。また、辰年は陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年だと言われています。

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