■八幡浦のカズラ曳(ひ)き
毎年8月13日から8月15日までの3日間にかけて行われる、全長約8m、直径約80cmの大綱を曳いて、先祖の霊を送り迎えする芦辺町の八幡浦地区の伝統行事です。100年以上の歴史があると言われています。かつては青年団の行事でしたが、近年は団員減少のため、市消防団芦辺地区第2分団が担っています。
「カズラ」は海岸に自生するつる草「浜カズラ」のことで、それを漁網で包んで大綱を作ります。地域の子どもから大人までの約100人が、作られたカズラを曳きながら、八幡浦の通りを約500m練り歩きます。
13日と14日は、西方浄土から先祖の霊を迎えるために八幡浦を西から東へカズラを曳き、15日は東から西へとカズラを曳いて、カズラの通り道でお盆のお供え物を燃やして送り火を焚き、先祖を見送ります。
問合せ:ながさきピース文化祭2025 壱岐市実行委員会事務局(壱岐市教育委員会 社会教育課内)
【電話】45-1113
■お詫び
9月号「ながさきピース文化祭 2025 壱岐の島History」のコーナーで、タイトルに誤りがありました。
正しくは、「ちんちりがんがん」です。訂正して深くお詫び申し上げます。
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