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壱岐市の介護福祉最前線 ~壱岐のケアニンネットワークの活動と役割~(2)

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長崎県壱岐市

■介護福祉職員インタビュー
○〔プロフィール〕介護老人保健施設 光風 草野 仁(くさの ひとし)さん
高校を卒業後、島外の専門学校で介護福祉士の資格を取得し、福岡で介護の仕事に就いた後、壱岐へUターンしました。光風で働きながら、「チーム・壱岐のケアニン」の委員長として活動しています。

―どうして介護の仕事をしようと思ったのですか?
小さいころ、「おじいちゃん・おばあちゃんっ子」でした。祖父母は農家で、手伝いながら祖父母の知り合いと触れ合う機会が多くありました。その空間が居心地が良くて大好きでした。高齢者をケアする仕事があると知り、介護の仕事を目指すようになりました。

―「チーム・壱岐のケアニン」の目的と活動を教えてください。
介護に興味を持ってくれる人が増えることを目指しています。小・中学校、高校の児童生徒向けに介護の魅力を伝える講座やYouTubeでの情報発信もしています。

―普段の業務と並行しての活動は、大変ではないですか?
時間調整は大変です(笑)。他の施設で働く同じ志を持った人とつながりができて、情報交換や、悩みを共有できるため、メリットも大きいです。

―介護の仕事の魅力について教えてください。
一番は心のこもった「ありがとう」をいただけることです。その言葉でとても温かい気持ちになります。

○〔プロフィール〕社会福祉法人和光会 障がい者支援施設希望の丘 施設長 榎本 竜太(えもと りゅうた)さん
高校卒業後、島外の福祉専門学校へ進学しました。卒業後壱岐に戻り社会福祉協議会で25年勤めた後、希望の丘の施設長に就任しました。

―介護福祉の仕事のやりがいを教えてください。
成長できる喜びを感じられることです。障がいを持たれた方は、できない人ではなく、できることも多いです。うまくいかないこともありますが、うまくいった時に利用者さんと一緒に喜ぶ瞬間にやりがいを感じます。障がい福祉の分野では、「できない」と思っていたことができるようになるなど、その可能性は未知数です。

―社会福祉を通じて、どんな社会を目指していますか?
介護を受けている人や障がいを持つ人にも、壁を作らないでほしいと思っています。「誰もがみんな同じ“人間”なのだから」という気持ちを持てる、そんな社会を作ることができたらいいですね。

■研修会案内
壱岐のケアニンネットワークでは、壱岐の介護人材がこれからもいきいきと介護が出来るよう、学び・交流の場を定期的に設けています。ぜひご参加ください。参加費は無料です。
※第1回は終了しています。

○第2回「ICT・介護ロボットによる働き方改革!」
講師:山田 一久さん/(社福)スマイリング・パーク理事長
日時:12月17日(火)
会場:芦辺町クオリティーライフセンターつばさ

○第3回「ノーリフティング・アイランドを目指して~五島市の取り組みと現場の実践~」
講師:山田 峰雄さん/五島圏域会長
日時:令和7年1月7日(火)
会場:芦辺町クオリティーライフセンターつばさ

○第4回「認知症の人の心に届く、声のかけ方・接し方」市民公開講座
講師:高口 光子さん/元気がでる介護研究所代表
日時:令和7年2月4日(火)
会場:壱岐市立一支国博物館 ※要予約

○アンケートご協力のお願い
活動内容のお問い合わせや記事の感想を広く募るアンケートを実施しています。皆様からいただくお声が、これからの壱岐の介護福祉の未来を創っていきます。回答時間は約3分です。
ご協力よろしくお願いします。
※アンケートフォームの二次元コードは本紙をご覧ください。

問合せ:壱岐のケアニンネットワーク 会長 鬼塚 裕司
住所…〒811-5136 壱岐市郷ノ浦町片原触1370-1
【電話】090-9583-4847【メール】iki.carenin@gmail.com

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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