■令和6年能登半島地震
元旦に発生した「令和6年能登半島地震」、翌2日には、その被災地である能登半島に救援物資を輸送する任務に当たっていた海上保安庁の機体が、日本航空機と滑走路上で衝突するという大事故が発生し、新年波乱の幕開けとなりました。
能登半島地震では、最大震度7が観測され、多くの死傷者や建物の倒壊、大規模火災、停電、断水など甚大な被害が発生し、多数の被災者が今なお厳しい避難生活を余儀なくされています。犠牲となられた方々とご遺族皆様に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
なお、被災地支援につきましては、長崎県への正式な派遣要請があり次第、県及び本市を含めた県下市町が一体となり、被災地への災害派遣を予定しております。
今回の地震では、本市を含む広範囲に津波警報・注意報等が発表されました。これを受け、本市においては、直ちに災害警戒本部を設置し、高台への避難の呼びかけを行うとともに、市内4箇所に自主避難所を開設し、14世帯29名の方が避難されました。郷ノ浦港で2日0時51分に約20センチの津波が観測されましたが、幸いにして被害等は発生しておりません。
災害は、いつどこで発生するか予測は困難であります。今後も、「危機管理は行政の最大の責務」を念頭に、市民皆様の安全・安心を最優先として、防災対策に万全を期してまいりますので、引き続きご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
さて、新年を迎え、本市においては、壱岐市消防出初式、成人式、壱岐の島新春マラソン大会をそれぞれ開催しましたところ、市民皆様をはじめ関係者皆様のご協力により、盛会裏に終了することができました。
その中でも、成人式については、対象者が平成15年4月2日から平成16年4月1日までに生まれた方で、本市の式典には、市内168名、市外62名、合計230名に出席をいただきました。
新成人の皆さんには、ふるさと壱岐へ誇りを持っていただき、自分の夢や希望に向かって、邁進していただきたいと思います。皆さんの人生が出会いに恵まれ、幸多きものとなりますこと、そして、社会人として大きく羽ばたかれることを心から祈念いたします。
※このコラムは令和6年1月16日現在です。数値や状況等は変わることがありますことをご了承願います。
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