■市長との対談(要旨)
壱岐市成人式典「二十歳のつどい」開催にあたり、式典に参加された代表者の方々と市長が対談を行いました。
・二十歳を迎えて
・壱岐への想い
・将来の壱岐市に望むこと
をテーマに現在の想いを語っていただきました。
○二十歳を迎えて(式典の感想、両親への思いなど)
(山川)社会人としての意識を高く持ち、頑張っていきたい。これまで20年間育ててくれた家族に感謝しているので、これからは、恩返ししたい。
(山本)できるようになったことが多い分、それに伴う責任を感じながら頑張っていきたい。式典に参列することで、母からの恩を感じたので、これからは私が愛したい人や家族に返したい。
○壱岐への想い(壱岐の好きなところ、自慢したいことなど)
(若宮)小学生、中学生の頃は、毎年家族や親戚の人と辰の島に行っていたが、今住んでいる地域と比較すると、壱岐の海の方が綺麗だと感じた。自慢できるくらい綺麗な海があるというのは、いいところだと思った。
(山口)星がすごく綺麗なところ。大学の友達が、星が見えることに喜んでいたが、数えれるほどしかなく、今住んでいる場所は、ビルが建ち並び、空が狭いと思うことがよくある。実家に帰省した際、壱岐の星の綺麗さに感動し、そもそも視界に広がる空が広いと感じた。
(山川)食べ物がとても美味しいなと思う。現在は一人暮らししているが、美味しい食べ物はあっても、壱岐で18年間過ごしてきて、そういうものを家族みんなで一緒に食べれることは本当に幸せだと思う。
(市長)海外でも通用するほど壱岐の海は綺麗。私も星空を眺めることに幸せを感じる。食文化も素晴らしい。2000年以上、人が住み続けているのは、食があるからこそだと思う。何が起きても壱岐にいれば生き残れるような島にしたい。壱岐の良さは年を重ねるにつれて分かってくる。全国的には30歳までに帰ってこないと、生涯帰ってこないという統計も出ているが、壱岐は様々な人生のタイミングで帰って来れる島というのも魅力の1つだと思う。
○将来の壱岐市に望むこと(こうなってほしい、こうなると嬉しいなど)
(若宮)自分のイメージだが、若い人の負担がどんどん大きくなってきていると思うので、負担がそこまで大きくならずに、でも高齢者の人にも住みやすいような島になってくれればいいなと思う。
(山口)最近自分が幼い頃に遊んでいた公園がなくなってきている。あっても遊具がなく、寂しいなと思う。このまま公園などが老朽化などでなくなってしまうと、自分に子供ができて戻って来ようと思った時に、遊ぶところもないしなと思ってしまいそう。子供が少ないからまあいっかではなく、子供が少なくてもその子たちが遊べる環境を大事にしていきたいなと思う。
(山川)皆で集まれる場所が欲しいのだが、それ以外に挙げるとして、バスの本数を増やして欲しい。友達の家などへ遊びに行くときに毎回親に送ってもらう。仕事もあるので、迷惑をかけないためにも、バスの本数を増やして乗る人が増えればいいなと思う。
(山本)壱岐が有名な島になって欲しい。交通機関など沢山欲しいが、あっても、人がいないと意味がないと思う。住んでいる人もだが、観光などで来た人にも沢山利用して欲しい。そのような方は、SNS見て来ることが多い。例えば有名人を呼んで何泊かしてもらいPRしてもらったら、若い私たちくらいの年代の人が、推しが行っていたから行こうと盛り上がるのではと思う。
(市長)少子高齢化が進む中で、若者の負担を軽減し、高齢者も住みやすい地域づくりが求められている。デジタル技術やロボットの活用など、時代に合わせて行政も動いていかなければならないと考えている。ぜひ子どもたちを連れて帰ってきたくなるような島にしていく。バスは朝と夕方は高校生も利用しているが、その他の時間の利用が少ない。隣の家でもそれぞれに送迎している家庭も多いため、乗り合わせなど、皆で協力しつつ、タクシーなど様々な乗り物も活用していく。観光客と市民のニーズを上手く組み合わせていく必要もある。知名度を上げるために、若い人や外国人にも伝わる情報発信を強化していく。色々と準備しているので、ぜひ楽しみにしていただきたい。
※対談の様子は、壱岐市役所YouTubeにて公開しますので、ご覧ください。
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