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市民病院だより

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長崎県大村市

『健康な皮膚で過ごすために』

市立大村市民病院
皮膚排泄ケア認定看護師
田村 真由美

本日は皮膚のお話をさせていただきたいと思います。年齢を重ねると皮膚が乾燥し、かゆくなったり傷つきやすくなったり皮膚のトラブルが起こりやすくなります。
男性は50歳、女性は40歳ごろからホルモンの影響で皮脂が減少し、乾燥しやすくなります。空気の乾燥や炊事、入浴時に使用している洗浄剤などの影響、年齢とともに進む皮脂の減少などにより皮膚のバリア機能が低下し、手荒れ・肌荒れが起こり、かゆみを引き起こす原因となります。
カサカサお肌・かゆみ予防対策のポイント5つをお伝えします。
(1)弱酸性のボディソープを使用する
(2)ナイロンタオルでゴシゴシ洗いは避け、泡で洗う
(3)お風呂のお湯の温度は熱すぎないようにする(40℃前後)
(4)保湿剤を塗布する(入浴後10~15分以内)
(5)紫外線対策(帽子・日傘、日焼け止めの使用)
これから日差しも強くなるので外出時は日焼け止めを使用し皮膚を紫外線から守りましょう。また、入浴後は保湿剤を使用し皮膚の保湿を行いましょう。冬場の乾燥を防ぐために、夏場にしっかり皮膚の保湿ケアを行うことが大切です。

また、認定看護師として訪問看護師と連携し、同行訪問も行います。専門的な知識を持つ看護師と訪問看護師が協働することで、生活の質を向上させることが期待できます。床ずれの処置やマットレスの選択、人工肛門(膀胱)に関しては、皮膚トラブルの対応、ケアの方法、装具の変更などについて検討を行います。担当の訪問看護師と一緒に自宅へ伺い、生活に関する相談や支援について利用者様、ご家族と共に考え、安心して住み慣れた自宅で療養生活が継続できるように支援させていただきたいと思います。

→市立大村市民病院地域連携・患者支援センター
【電話】52・1800

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