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市民病院だより

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長崎県大村市

『認知症について』

認知症を発症すると健康面や日常生活全般にさまざまな支障が出るため、予防が重要です。今回は、「認知症予防の5つのポイント」と「認知症予防の10カ条」をご紹介します。

◆認知症予防の5つのポイント
(1)生活習慣病を予防・治療する
血管性認知症やアルツハイマー型認知症は、糖尿病や脳血管障害など生活習慣の乱れからくる病気に起因することが多いと言われています。

(2)運動する
適度な運動は脳が刺激されて認知機能が向上すると多くの研究で明らかになっています。

(3)達成感を味わう
日常生活の中で、楽しさや達成感を味わうことも認知症予防に効果的。料理を作ったり、写真を撮ったり、日記を書いたりして振り返られるよう形にするのもいいでしょう。

(4)他人と交流する
他者とのコミュニケーションも認知症予防に有効です。脳を刺激するほか、気持ちにも豊かさをもたらします。家族との会話、ご近所や自治会の交流、共同作業を行うなど参加し続けることが大切です。

(5)本人が望んで生活に取り入れる
本人が無理なく楽しみながら継続できることが重要です。ガーデニングやウォーキングなど本人の趣味を生活に取り入れて、習慣化できる環境を整えましょう。

◆認知症予防の10カ条
(1)塩分と動物性脂肪を摂りすぎないバランスのよい食事を
(2)適度に運動を行い、足腰を丈夫に
(3)深酒とタバコは減らし規則正しい生活を
(4)生活習慣病(高血圧、肥満など)の予防・早期発見・治療を
(5)転倒に気をつけよう!頭の打撲は認知症を招くことも
(6)何事にも興味と好奇心をもつように
(7)考えをまとめて表現する習慣を
(8)こまやかな気配りをしたよい付き合いを
(9)いつも若々しくおしゃれ心を忘れずに
(10)くよくよしないで明るい気分で生活を

参考文献
・厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」
・公益財団法人 認知症予防財団「認知症予防の10か条」
・認知症疾患診療ガイドライン2017:日本神経学会:認知症疾患診療ガイドライン

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