乳がんは自分で気づける可能性がある、数少ないがんです。
セルフチェックとあわせて、定期的に検診を受けましょう。
◆大村市の受診率は県内21市町中17位
市では、さまざまながん検診の助成を行っていますが、乳がん(マンモグラフィ)検診は他の検診に比べて県内でも受診率が伸び悩んでいます。
◆検診の9割を市が負担!社会保険の人も対象です
乳がん検診は、本来約1万円の費用がかかりますが、費用の約9割を市が負担しています。
加入している健康保険の種類にかかわらず、職場の健康診断などで検診を受ける機会がない人でも受診できます。
◇検査方法
◇実施医療機関
◇さらに!40歳の女性へ無料クーポン配布
毎年、4月1日時点で40歳の女性を対象に、乳がん検診無料クーポンを発行しています。
令和6年度の対象:昭和58年4月2日~昭和59年4月1日に生まれた女性
※クーポンは6月に発送しています。紛失した場合は再発行できます。
◆検診を受けたいけど…
◇そもそも、「乳がん」とは?
乳腺組織内の乳管や小葉の細胞ががん化するもので、多くの場合は腫瘤を作りますが、乳腺内にパラパラと広がるものや、乳頭・乳輪にのみできるものなどもあります。
日本人女性の9人に1人が生涯一度は乳がんにかかる可能性があるといわれており、患者数増加の要因はエストロゲンにさらされる期間が長くなっていること、また肥満が増えてきたことなどが影響していると考えられます。
乳がんの治療は、がん細胞の性格によって、手術・放射線・薬物療法などを組み合わせて行います。
◇乳がん検診って痛いと聞くけど…
マンモグラフィ検査は乳房を圧迫してレントゲン撮影を行います。きっちりと圧迫することで石灰化などの小さな変化を見つけることができるため、痛みを伴うことがあります。
痛みを避けることはできませんが、月経終了後であれば比較的痛みが少ない場合があります(個人差あり)。
◇マンモグラフィとエコーの違いって?
マンモグラフィ検査は、石灰化や構築の乱れ(乳腺のひきつれ)を見つけることが得意な反面、乳腺の濃度が高いとき、腫瘤を見つけるのは苦手です。
エコー検査は腫瘤を見つけることが得意です。石灰化を見つけることは苦手で、検査を行う術者の技術によって結果が大きく左右される部分があります。
協力:おおむら海辺のクリニック 遠山 啓亮先生
◆その他がん検診の助成をしています
◇胃がん検診
対象:40歳以上
負担額:
・個別検診…1,400円
・集団検診…700円
受診間隔:年1回
◇肺がん検診
対象:40歳以上
負担額:150円★
※65歳以上無料
受診間隔:年1回
◇大腸がん検診
対象:40歳以上
負担額:150円★
受診間隔:年1回
◇子宮頸がん検診
対象:20歳以上の女性
負担額:800円
受診間隔:2年に1回
◇前立腺がん検診
対象:50歳以上の男性
負担額:300円★
受診間隔:年1回
★個別健診で、特定健診・後期高齢者健診等と別に受診する場合は300円追加。詳しくは、市ホームページをご確認ください。
問合せ:国保けんこう課
【電話】内線152
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