◆農福連携ってな~んだ?
誰もが生きやすい「共生社会」を実現するために、農業分野と福祉分野が連携した取り組みのことです。「農業側」の労働力不足、「福祉側」の工賃向上という、お互いの課題が解決されると期待されています。
本市では、令和3年10月から三浦・鈴田地区をモデルケースとして農福連携の推進に取り組んできましたが、今年6月から新たに「大村ノウフクネットワーク」が設立され、市内全域に広げる活動が始まりました。
◆お気軽にご相談を!
農福連携のかたちはさまざま。
「繁忙期に手が足りない」「就労継続支援事業所で農作業をやってみたい」など、相談を受け付けています。
問合せ:大村ノウフクネットワーク(セルプ大村)
【電話】53・7511
◆取り組み紹介 就労継続支援B型事業所×農家
◇福祉事業所職員と一緒に
作業には必ず、福祉事業所の職員が同行します。
福祉事業所職員は、農業者から作業手順の説明を受け、施設利用者(障がい者)に作業を指示します。作業は、施設利用者が行います。福祉事業所職員は労働力ではありません(同行する福祉事業所職員の派遣費用は不要)。
◇これまでの実績
・みかん作業…幼木摘蕾(てきらい)|枝別摘果(てきか)|マルチ張り・片付け|みかんの割れ・腐れ落とし|収穫・運搬|剪定後片付け
・キュウリ・レタス・アスパラ作業
・ハウス内除草・草刈り作業
・施設持ち込み作業…落花生の殻割り|選果|ガードネット切り作業|麻玉作り|農作物の加工
◆マルチ張り・マルチ片付け(みかん)
施設利用者数人で、マルチを張る作業とマルチを片付ける作業を行います。
福祉事業所職員の声かけで、重石の置き忘れがないか、隙間なくマルチを張れているか確認します。
◇現場の声
施設利用者Aさん
福祉事業所 職員
農家
◆農作物の加工
福祉事業所の畑で採れた作物や、農家から仕入れた作物を使って加工品を作っています。
アクセサリーなどの加工品もあります。
・おやつみかん
・乾燥たまねぎ
・カーネーションを加工したアクセサリー
◆持ち込み作業
福祉事業所内での作業も行います。
畑に行けない施設利用者も農福連携に関わっています。
・落花生の殻割り作業
◆購入するには
・おやつみかん・乾燥たまねぎなど…セルプ大村【電話】53・7511
・アクセサリーなど…SAKURA+【電話】56・9670
◆ご存じですか?ヘルプマーク
日常生活などで何らかの困難がある人が、周囲の人に「支援や援助を必要としている」ということを伝え、サポートしてもらいやすくするためのマークです。身につけている人を見かけたら、配慮をお願いします。
◇申請先
・障がい福祉課(プラットおおむら)
・福祉総務課(市役所本庁)
・こどもセンター
◆障がいについて知ろう
「めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!」
文・絵 多屋光孫(合同出版)
障がいのある人が働く農園での実話をもとにした絵本です。
この本のほかに、12月はミライon図書館で、「農福連携」や「障がい」に関する本を展示します。
本を通じて、「農福連携」や「障がい」について考えてみませんか?
問合せ:ミライon図書館
【電話】48・7700
問合せ:障がい福祉課
【電話】20・7306
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