このコーナーは、ふるさとを思いながら、市内外で活躍する〝大村人〟を紹介していきます。
◆目指すは日本代表
帝京大学ラグビー部 大町佳生さん
第60回全国大学ラグビーフットボール選手権大会で、3大会連続12度目の優勝を果たした帝京大学。大町選手は、2年生ながらメンバーとして3連覇に貢献し、昨年のU20日本代表ではキャプテンを務めるなど、大活躍されています。
幼いころからやんちゃだった、という大町選手は、当時通っていた保育園の先生からの勧めがきっかけで、末っ子ながら3兄弟で一番最初にラグビーを始めます。その後は、兄とともに大村ラグビースクールでスキルを磨き、強豪校として知られる長崎北陽台高校へ。卒業後はラグビーの名門・帝京大学へ進みます。
メンバー入りが当たり前だった高校までと違い、全国から実力派の選手が集まる大学でのポジション獲得は、熾烈(しれつ)なものでした。メンバーから外れ、人生で初めて挫折を経験します。それでも「今やるべきことを整理して、行動に移した」と、自分と向き合うことで、挫折を乗り越えました。人生で初めて日本一になった瞬間は、感慨深いものがあったといいます。
普段は寮生活で、徹底した食事管理のもとトレーニングに励む大町選手ですが、大村に帰省したときは、母親の手料理が楽しみだそうです。
今後の目標は大学選手権5連覇と日本代表入り。そう語る大町選手のまなざしは、希望に満ちあふれていました。
◇Profile
おおまち・よしき
平成16年1月23日生まれ
三城小・大村中・長崎北陽台高卒業。現在帝京大学ラグビー部所属。第60回全国大学ラグビーフットボール選手権大会では、3連覇に貢献。2023年U20日本代表でキャプテンを務めた。ポジションはSO(スタンドオフ)。20歳。
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