このコーナーは、ふるさとを思いながら、市内外で活躍する「大村人」を紹介します。
◆日本一、そして世界の舞台へ
◇諫早消防署 飯盛分署
森下 賢成(もりした けんせい)さん
Profile…
平成3年10月22日生まれ。放虎原小・桜が原中・大村工業高校卒業。現在本市在住で、諫早消防署飯盛分署で消防士として勤務。2024年にポリグラフ検査に合格し、WNBFプロとなる。一児の父。
2023年の第67回全日本ボディビルディング選手権大会で日本一に輝き、世界への切符を手にした森下賢成さん。昨年11月にアメリカ・ボストンで開催されたWNBF世界選手権大会に、日本代表として初出場されました。
普段は諫早消防署の消防士として勤めるかたわら、プライベートでは自宅にジムを設置するなど精力的にトレーニングに励む毎日。ジムのトレーナーから勧められたことをきっかけに、2017年からボディビルディングを始め、7年目を迎えました。競技を行う上で大変なことは、トレーニングよりも厳しい減量や食事制限だそうで、「メンタルが強くないとできないスポーツ」と話す森下さん。
憧れの人がいるか聞いてみると、「やる以上は自分が一番になりたい。まずは去年の自分、昨日の自分を超えられるようにトレーニングしています」との答えが。あくまで自分自身との戦いだという、森下さんの芯の強さがうかがえます。
今回の世界選手権大会で入賞は逃したものの、「自分の持てる最高の力を出しました。結果には満足していませんが、体の仕上がりには満足しています。世界のレベルを知ることができ、貴重な体験ができました」と振り返ります。世界を舞台に活躍する森下さんから、ますます目が離せません。
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