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みんなの健康

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長崎県大村市

◆コンピュータと人間が一緒に進む未来
あけしま内科糖尿病クリニック 院長 明島 淳也先生

胸部レントゲン検査は、肺や心臓の健康状態を確認するために、多くの病院やクリニックで行われています。ただ、レントゲン画像を正しく読み取るには、医師の専門知識と豊富な経験が必要です。小さな異常を見逃さないよう、集中して見ることが求められるため、医師にとっては負担の大きい作業でもあります。
そこで登場するのが、最新技術のAI(人工知能)です。胸部レントゲンを分析して、異常が疑われる部分を強調して教えてくれる診断支援システムです。画像の中で「ここを見て!」と教えてくれる赤いマークが表示されるので、異常をより分かりやすく発見できる仕組みです。このAIは、たくさんのデータを基に学習しており、肺炎や肺がんなどの病気を早期に見つける手助けをします。まるで頼れる先生のように、医師にいろいろなことを教えてくれるのです。
AIを活用することで、患者にとっても大きなメリットがあります。例えば、異常が早く見つかることで、適切な治療を早期に受けられるようになります。また、AIが医師を補助することで、診断の見落としが減り、検査を受ける安心感が高まります。さらに、AIのおかげで診断のスピードが上がり、検査結果を待つ時間が短くなるのも嬉しいポイントです。
当院の院長はコンピュータが大好きなので、こうした最新技術を積極的に取り入れたいと思っています。ただし、「パソコンばかり見て患者さんを見ない医師にならないように」と常に自分に言い聞かせています。「人間を治すのは、やっぱり人間しかいない」と考え、患者さんの目を見て、しっかり向き合いながら、最新の医療を提供したいと思っています。

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