文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 いつまでも住み慣れたまちで安心して暮らすために(1)

1/43

長崎県大村市

◆「地域包括ケアシステム」を知っていますか?
高齢者が介護が必要な状態になっても、可能な限り住み慣れた地域で過ごせるように、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援が包括的に提供できる体制のことをいいます。

◇なぜ必要?
介護給付費の財源は、50%は公費(税金)で、残りの50%は40歳以上の人が納める介護保険料で賄われています。
今後高齢化が進むにつれ、介護や医療が必要になる人が増えていきますが、財源や人材不足などの課題があり、一人一人の負担が増えていく見込みです。
そのため、介護・医療の専門職や行政だけでなく、地域の皆さんとも力を合わせて取り組む「地域包括ケアシステム」が推進されているのです。

◆「地域包括ケアシステム」の推進状況を毎年評価しています
県では、「地域包括ケアシステム」の推進に向けて、各市町が地域の実情に応じて評価ができるように県独自の評価シートを作成しており、本市も毎年自己評価を行っています。

◇本市の弱いところ
H 地域共生社会の実現と住民参画―自助・互助のこと
高齢者と高齢者を取り巻く地域の人たちを中心に、生きがいのある、安心した暮らしができるように、住民主体の地域づくりを支援していきます。

・例えば…
地域の「通いの場」の創設や継続の支援、住民同士のお手伝いシステムの支援など

◇本市の弱いところ
C 保健・予防―健康づくりや介護予防のこと
高齢者などが自ら健康づくりや介護予防に取り組むための、仕組みづくりなどを進めます。

・例えば…
健康寿命を伸ばすために、一人一人が病気を適切にコントロールする支援、ウォーキングなどの運動の習慣化(健康づくり推進員による活動・ながさき健康づくりアプリ「歩こーで!」の普及・啓発など)

今後、弱い部分を強化しながら、八角形が大きくなるように取り組みを推進していきます。

◆「通いの場」とは
高齢者をはじめとする地域住民が主体となり、介護予防やフレイル予防などを目的とした、月1回以上の多様な活動の場や機会のことをいいます。
体操や趣味の活動を行う住民同士のふれあいを通じて、利用される人の生きがいや心の居場所、仲間の輪を拡げる拠点となります。
「通いの場」には、次の4種類があります。
・地域ふれあい館
・健康づくり推進員による健康体操グループ
・老人クラブ
・自主グループ

◇「通いの場」立ち上げを支援する「楽笑会(らくしょうかい)」
自主グループによる「通いの場」は、個人や地域で独自に運営されています。市では「楽笑会」という地域の「通いの場」の立ち上げ支援を行っており、近所の人を集めてグループをつくり、自分が住む地域でさまざまな活動をしたい人へ、活動を行うための方法を実践を交えながらお教えしています。
また、楽笑会終了後も、地域包括支援センターの助言や支援を受けることができます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU